【超入門】FX初心者のためのローソク足の見方

【超入門】FX初心者のためのローソク足の見方

こんにちは、FXBです。

FXで稼いでいきたいと考えているときに、なるべく早く学んで欲しいことがあります。それはローソク足チャートの理解です。ローソク足チャートの理解が深ければ深い程、勝率や利益を上げることができるようになります。

  • 「FXのチャートならもう見た事あるよ」
  • 「ローソク足チャートならなんとなく見方知っているよ」

そんなふうに思われるかもしれません。ですが、ローソク足チャートには、知らずに見ていると見落としがちな情報が多く含まれています。ローソク足チャートで見落としがちな情報こそ、FXで勝率をあげるのに役立つ情報になります。

ローソク足チャートは古くから使われているため、多くの人に手によって細かく分析されています。そして、勝率を高めるために分析した情報には名前がついています。例えば次のような名前です。

  • 『陽の丸坊主』
  • 『陽の大引坊主』

もし、あなたがこのような言葉をご存知なければ、この記事はあなたのFXの勝率や利益を向上させることに貢献できるでしょう。また、知らないからと言って、一気に全てを覚える必要はありません。まずは知って、気に入ったものから覚えてくださいね。

ではさっそく、ローソク足チャートがどのように分析され、あなたの勝率を上げてくれるのかを見ていきましょう。

ローソク足チャートを細かく分析する

ローソク足チャートは大きく分けて3つの線で構成されています。

  1. 大陽線・大陰線
  2. 小陽線・小陰線
  3. 十字線

さらにここから、細かく分けて分析されたものがあります。細かい分類を知ることで、より多くの情報を知ることができるようになります。

「ローソク足チャートってそもそもなんだっけ?」

「大陽線とか小陽線ってなんだろう?」

そう思われた方はには、ローソク足チャートの基本から解説している『FX初心者必見!ローソク足チャートの見方が勝率を上げる!』をご覧ください。

ここからはローソク足チャートの細かい分類を解説していきます。

勢いに乗れば利益を得やすい:大陽線

大陽線は実体(ローソク足の赤い部分、もしくは青い部分)が長いローソクです。強い買いのサインと言われ、大陽線が出た後は引き続き価格が上昇する傾向があります。

FXに参加している多くの人が「もっと価格は上がる」もしくは「今の価格は安い・安すぎる」と予想している状態を表しています。

1-1.陽の丸坊主

陽の丸坊主

上ヒゲも下ヒゲもない、実体の長い大陽線を「陽の丸坊」と呼びます。特に強い買いのサインと言われています。この陽の丸坊主がチャートで出てきたときは、買いで利益をとりやすい状態になっています。

状況としては、次のような人が集まっている状態です。

  • 「高くてもいいから欲しい!」
  • 「まだ上がるはずだから買いたい!」

など。

急に価格が上がったことに対して、続々と買いで参加してくる人が来ます。すると、更に価格は上昇していきますが、必ずどこかで徐々に下火になるか、もしくは急に価格が下がります。トレードに参加するならば、なるべく早いタイミングが良いでしょう。

上昇時に買い、利益が出たらいつでも利益を確定する準備をしておきましょう。

1-2.陽の大引坊主

陽の大引坊主

上ヒゲがなく、下ヒゲがあり、実体の長い大陽線を「陽の大引坊主」と呼びます。1-1.陽の丸坊主ほどではありませんが、強い買いのサインです。始値よりも下落することがあったものの、まだまだ買いで利益を得ている人が多い状態です。

下ヒゲがあるということは、始値よりも価格が下がった時に「これからまた価格は上昇するだろうから、少しでも安いうちに買っておこう」と、FXに参加している人が感じているということです。

買いでの参加を考えたとき、今の価格が安いのか高いのか分からなくなったら、チャートを俯瞰してみましょう。過去のデータと見比べて安すぎれば、買いで参加してみるのもいいでしょう。

1-3.陽の寄り付き坊主

陽の寄り付き坊主

下ヒゲがなく、上ヒゲがあり、実体の長い大陽線を「陽の寄り付き坊主」と呼びます。買いのサインではあるもの、少し注意が必要です。一旦は大きく価格を伸ばすものの、最後に売りが強くなって価格を下げた状態です。

上ヒゲがあるということは「ここで利益確定をしよう」と思っている人が多い可能性があります。つまり、FXに参加している多くの人が、「ちょっと価格が高過ぎかもしれない」と思われているということです。

可能性としては、これから徐々に値段が下がることもあります。判断材料が少ないと思ったら、全体的にみて、今が高過ぎないかを見てみましょう。過去一週間と比べて安いのか高いのか、大きな事件や災害などが起きていないのかチェックしましょう。

■大きな事故や災害をチェックしよう

大きな事故、事件、災害、テロ、政府などの経済発表などがあると、通貨の価格に大きな動きがあることがあります。急激に価格が変化しているときは、何が起きていたのか分かるよう、日ごろからアンテナを広げておきましょう。

最初は分からない単語ばかりかもしれませんが、一つ一つ勉強していけば問題ありません。

経済指標は中でも次のものに注意しましょう。

  • アメリカ:雇用統計
  • アメリカ:FOMC政策金利発表
  • アメリカ:GDP

上記のものが発表されるタイミングはFX初心者にとって、予想が立てにくい時間になります。最初のうちは、上記の発表タイミングはトレードをしないことをオススメします。詳しい理由などはまた別の記事でお伝えしていきますね。

私のブログでも日々記事や動画をアップして情報をお伝えしています。ぜひご覧ください。

大陽線の逆パターン:大陰線

大陰線は実体が長いローソクです。強い売りのサインと言われ、大陰線が出た後は引き続き価格が下降する傾向があります。

基本的には大陽線と同じように、FXに参加している人達が「もっと価格は下がる」もしくは「今の価格は高い・高すぎる」と予想している状態を表しています。

1-1.陰の丸坊主

陰の丸坊主

上ヒゲも下ヒゲもない、実体の長い大陰線を「陰の丸坊」と呼びます。特に強い売りのサインと言われています。この陰の丸坊主がチャートで出てきたときは、売りで利益をとりやすい状態になっています。

日本人は買いを行うことが多く、売りで利益を出す事に慣れていません。ですから、買いばかり行っている人にとっては、陰の丸坊主が出た日は苦しい時間になってしまいます。逆に、海外のトレーダーは売りで利益を得ることが上手です。

どうしても、売りという言葉から良いイメージを持たれないかもしれません。ですが、売りも買いも同じように使いこなせるようになると、利益を得る可能性はグッと広がります。

1-2.陰の大引坊主

陰の大引坊主

下ヒゲがなく、上ヒゲがあり、実体の長い大陰線を「陰の大引坊主」と呼びます。2-1.陰の丸坊主ほどではありませんが、強い売りのサインです。始値よりも上昇することがあったものの、まだまだ売りで利益を得ている人が多い状態です。

タイミング次第で買いの勢いが勝るものの、全体的には売りが優勢な状態です。買いで参加してしまった場合は、早めに損切をしましょう。

1-3.陰の寄り付き坊主

陰の寄り付き坊主

上ヒゲがなく、下ヒゲがあり、実体の長い大陰線を「陰の寄り付き坊主」と呼びます。売りのサインではあるもの、少し注意が必要です。一旦は大きく価格が下落するものの、最後に買いが強くなって価格を上げた状態です。

下ヒゲがあるということは、強く売られたものの、あまりにも安い場合は買いが入る状態です。「これ以上は安くならない」というサインとして見ることもできます。また、下ヒゲが長ければ長い程、買いの勢いが強いということを示しています。

FX初心者はゆっくり覚えよう!小陽線・小陰線

小陽線・小陰線

画像のようにヒゲがあり、実体が短いものを小陽線・小陰線と呼びます。

小陽線と小陰線はどちらも弱気で迷っている状態を表すことが多いです。この線が出ているときは、そもそも売りも買いもしないことをオススメします。何故なら、判断材料が少なすぎるからです。

この小陽線・小陰線が出た時にトレードを行うためには、別の判断基準が必要になります。FXで自信や根拠のないトレードは行うことは、大切なお金を失う可能性が高いです。ですので、私はFX初心者の方は小陽線・小陰線が出ている状態では、次のチャンスをじっと待つことが大事と考えています。

ただ待つだけでなく、自分なりの根拠のある予想を立てておくか、デモトレードを行っておくのもいいですね。こうした努力や検証を繰り返す事で、小陽線・小陰線が出ている状態でもトレードを行えるようになっていきます。

FX初心者の方は小陽線・小陰線が出たら、勉強や検証のチャンスと捉えて、自分なりの根拠を確立させていきましょう。

予想が当たると利益が大きめ:十字線

十字線

十字線がチャート上に出現した際には、相場が反転することがあります。反転とは、今まで売りの勢いが強かった場合、買いの勢いが増すということです。十字線が出ているときは、いままで参加していた人が利益確定を行い、新たに参加したい人が猛然と買っている・売っているということです。

また、売りの勢いが強かった状態では、下ヒゲが長く出ているほど反転の可能性が高いです。買いの場合は上ヒゲが長ければ、反転の可能性が高いです。売りの場合ですと、下ヒゲが長いということは、売りが強く行われたあと、同程度の買いが入っているということです。

ここで実際に十字線が出たチャートを見てみましょう。

十字線が出たチャート

画面左から徐々に価格が上がってきて、十字線が出てからは価格が下降しているのが見て取れます。これがローソク足チャートで、十字線が出た時に気を付けるべき箇所になります。十字線が出たら、買いが強かった状態なら売りで参加、売りが強ければ買いで参加すると、大きく利益をとれる可能性があります。

もし、画像の左側の暗いタイミングで買いをしていたならば、利益確定をするタイミングの目安にもなります。大きく利益を取れているなら少し状況を見てから、小さく利益があるならすぐに利益を確定してしまっても問題ありません。

まとめ

ローソク足チャートからは、今価格がどうなっているか以上の情報を読み解くことができます。ローソク足を観察するだけでも、今後価格がどのように変化していくか予想する事ができます。

この記事を通して、ローソク足チャートから読み取れるようになる情報は大きく分けて2点です。そのまま価格が上昇・下降するのか、それとも反転していくのかです。大陽線・大陰線が出れば、価格は上昇・下降を続ける可能性が高いです。逆に十字線は反転の兆しです。

この2点を押さえることで、FXのトレードに根拠を持つことが出来ます。根拠はなるべく多い方がいいですが、まずは一つ持つことが大事です。また、知った・聞いた根拠は必ず、デモトレードで検証することをオススメします。

デモトレードをまだしたことがない方は『FXとは何か?初心者のためのFX入門「3つの基礎知識」』にて解説しています。ぜひ参考にして、デモトレードを始めてください。

そして、ローソク足チャートから読み取れる情報はまだまだたくさんあります。ローソク足チャートの見方を一つ知って満足するのではなく、より多くの情報を手に入れられるようになりましょう。

より多くの情報は、あなたがトレードをしていく上で、心強い根拠になってくれます。根拠を増やし、検証を続けていくことで、あなたもFXで常勝できるようになっていきます。ぜひ、これからもFXを学んでいってくださいね。