生計を維持し、貯蓄や自由資金を得たい
将来(老後)への不安を解消したい
この2大要因があるため、副業をしたい人が増えています。
FXを副業として始める人も年々増加しています。書店に並ぶ書籍・インターネット上に挙げられている情報の量の多さを見ても、人々の関心が高くなっている事がわかります。
2019年4月から順次施行され始めた「働き方改革関連法案」で、政府が企業に対して、副業・兼業の普及推進を図る事になりました。
このため今まで副業・兼業を推進している企業は全体の28.8%だったのですが、(2018年兼業・副業に対する意識調査:リクルート調べ)この割合が増えてくる事が予想されます。
但し、現状の社会では大企業等の一部の企業を除き、副業がしやすい環境が整っているとはとても言えない状態です。副業が会社にバレて解雇になってしまったケースもあります。
企業側としては社員が本業に支障をきたす事や、会社の内部情報が流出するリスク、社員の労働時間を把握できない等の不都合を避けるために副業を禁止しています。
このため副業でFXに興味があっても、実際トレードをすることには躊躇している人も多くいるのではないでしょうか。
ですが、現在FXは就業規則に書かれている副業に「該当しない」というのが一般的な考え方になっています。そのため公務員でも投資をする事が可能となっています。
会社に知られずにFXをする事も可能です。住民税を自分で納税する事や、税金が発生しないように年間に20万円以内の利益で収める事でも対策できます。
FXの他にも副業で収入を得る方法は多岐に広がっているのですが、FXはその選択肢の中の1つとして、非常にやり甲斐のある仕事であると言えます。
セカンドキャリアとしてFXのスキルを身につけて行く事は簡単ではありませんが、経済的な不安を解消し、豊かな人生を送るためにFXは有効な方法です。
そこで、これから副業としてFXが向いている理由と、初心者が副業FXを成功させるための方法について順番に説明していきます。
1.FXが副業としてお勧めである理由
1-1.少額から始められる事
副業の種類には様々ものがあり、不動産経営のような初期費用が高額なものから、クラウドソーシングのように自分のスキルを使ってPCやスマホ1台だけで出来るものもあります。
沢山の資金があればできる事の幅も広く、FXでなくても良いのかもしれません。ですが、現在の日本人の平均年収の中央値は356~360万円です。
若いほど余裕資金の量は少ないと考えられます。FXはその点をカバーし、少額から始められるようになっているため、敷居が低く、始めやすい事があげられます。
さらに、初心者のために多くの証券会社でお金をかけずに本番と同じ環境でデモトレードができるようになっています。
本番口座でのリアルトレードも1通貨単位からのトレードができる証券会社もあり、4円〜数千円あればトレードができる環境が整っています。
沢山の資金を準備できなくとも、副業としてFXを成功させることができれば収益が上がり、生活を豊かにできる可能性が十分あるので副業としてお勧めできるのです。
1-2.個人の生活スタイルに合わせた取引ができる事
FXの市場は平日であれば24時間開いているため、本業の業務内容や就業時間、個人のライフステージ、生活スタイルに合わせて自分で取引方法をカスタマイズできます。
自分に合ったトレードスタイル・トレードルールを選択して行っていく事で本業に差し支えない方法でトレードができるため、両立がしやすいのです。
また、FXは全ての作業を一人で行う事になりますので上司から命令される事もありませんし、トレードをするのに誰の許可をもらう必要もありません。
この自由度の高さも、FXをお勧めできる理由の一つとしてあげる事ができるのです。
1-3.通勤する必要がない事
FXは自宅でも出先でも場所を選ばずにでき、通勤する負担がありません。通勤のストレスがないため、時間的にも精神的にも余裕が持てる事がお勧めできる大きな理由になります。
1-4.肉体労働ではない事
本業が肉体労働の場合、副業も肉体労働を選択すると、職場への拘束時間が長くなるため心身ともに疲弊しやすいです。
肉体労働を副業にした場合、自分が元気な時は良いですが、風邪をひいたり体調を崩した時に休みを取ることで収入が減ったり、長く続けば職を失う事もあります。
その他にも子供や配偶者などの家族に予期せぬ出来事があった時など、臨機応変に対応する事が難しくなります。
FXという仕事は頭脳を使う仕事で肉体を酷使しないため、性別や年齢の差なくバランスを取りやすいのです。
子育て中の女性でも取り組みやすく長続きさせやすいのでお勧めできるのです。
2.FX初心者が副業として成功させるために必要な事とは
2-1. 簡単に楽をして儲かる事はできない事を理解する事
FXはクリック芸といわれるくらいボタン一つの簡単な作業でできますが、継続的に利益を出していく事は簡単な事ではありません。
相場参加者の9割は負けて退場しており、初心者は1年以内に退場する確率が非常に高いという情報を多くの人が見聞きしている事でしょう。
なぜそうなってしまうかというと、早く楽をして儲けたいという欲に囚われ、トレード技術を身に着けずにトレードする事を繰り返してしまうからです。
「石の上にも三年」ということわざがあるように、どの様な仕事でも1人前になるにはそれなりに時間がかかるものです。FXトレードも他の職業と同じなのです。
ですから、長期間継続して取り組んでいく必要があることを理解しておきましょう。
2-2.本業をきちんとこなす事
FXを副業として成功させるまでの間、収入源としての本業をおろそかにすることがないようにしましょう。
FXの学習やトレードに気を取られ、睡眠時間が極端に減ったりして日中居眠りをしてしまったりミスをしてしまい、本業のパフォーマンスが落ちてしまっては本末転倒です。
収入源が確保されている事、経済的な余裕を持っている事はFXをする上で非常に重要な事です。
生活の安定がない状態では、FXの学習も落ち着いて取り組む事ができなくなってしまいます。また、そのような状態でトレードを行っても気持ちに焦りがあるためうまくいきません。
ですから、本業をきちんとこなし、生計を維持しながら地道にコツコツとFXに取り組んで行くようにしましょう。
2-3.毎日の学習を習慣化し、継続して取り組む事
FXで利益を出せるようになるためには、FXの学習を継続して行う必要があります。
勝てる手法探し、これなら利益が出るという聖杯探しをFXの学習と思っている初心者は多いのですが、これは間違いです。
FXトレードをするためには、トレードする以前に、理解しておかなくてはならないFXの基本的知識が数多くあります。
その他にもチャートの分析方法や資金管理方法など多岐にわたる知識が必要となります。
また、知識を学んだだけで勝てるようになるわけではなく、その知識を元に自分でトレードして継続して勝てるようになるまではFXによる副収入を得る事はできないのです。
収入を得られるレベルに到達できるまでには一定の時間がかかります。これには個人差があるため、どれくらい学習を続ければ勝てるようになるのかを明確にする事はできません。
トレードで勝ちやすい場所すなわち優位性の高い場所を発見できるようになるためには、継続した学習が必要となります。
ですから、時々勉強するのではなく、毎日コツコツと学習に取り組んで行く必要があるのです。生活リズムを整えて、FXの学習をする時間を作り、習慣にしていきましょう。
3.FX初心者が副業として成功させるための方法について
3-1.FX用語を学ぶ事
FXでは、経済の基礎知識として円高・円安という言葉や、取引のための注文方法の用語など、理解しておくべき用語が沢山あります。
インターネットや書店の本に書いてある内容で十分ですので、最初は少しずつFX用語について学習していきましょう。
3-2.スキャルピングと自動売買を使わない事
FXの用語を学ぶ中で、FXのトレードスタイルについての用語が出てきます。この中で初心者が選ぶべきではないトレードスタイルとして、スキャルピングと自動売買があります。
実は、多くの証券会社が初心者に向けて一番勧めているのがスキャルピングと自動売買なのです。
その理由は、初心者はこのトレードスタイルでは負けやすいので、初心者が損失を出せば出すほど証券会社が儲かるようになっているからです。
これから初心者がスキャルピングと自動売買で負けやすい理由について説明していきます。
3-2-1.初心者がスキャルピングで負けやすい理由について
スキャルピングはエントリーから数秒~数分で決済するトレードスタイルです。使用するチャートは1分足や5分足チャートとなります。
まず、初心者がスキャルピングで負けてしまう事例について説明します
下の図は2019年6月14日のドル円で、左が日足で右が1分足チャートです。
日足チャートは1日で1本のローソク足ができます。1分足では1分で1本のローソク足ができますので1日では1440本ものローソク足が出来ます。
日足チャートをみると、最近の動きをみると下方向に動いているのが見えます。
この日、1分足チャートを見ていると急上昇の動きが出たのです。
この値動き見てここから上がるだろうと考え、急いで①で買いを入れました。
その後、一時期は含み益がでたものの価格が下がり、含み損へと変わったのです。上がらないならここからは下がるのだろうと考え、②で損切しました。
ここから下がったら損失を取り戻せると考え、損切りした次の瞬間③売りでエントリーしたのです。(FXではこれをドテン売買と言います)
ところが、注文した瞬間から価格はどんどん上がっていき、下がって欲しいという願いも虚しく、証拠金が足りなくなり④で強制ロスカットされてしまいました。
1日で1440本のローソク足が作られる1分足のような短期足チャートの値動きは非常に荒く、その中をトレードする事は上級者でも難しいと言われています。
トレードに慣れない初心者はスキャルピングで瞬間的な値動きに囚われたトレードをしてしまいがちである事、損切設定ができない事が多いために負けやすくなっているのです。
3-2-2.初心者が自動売買で負けやすい理由について
初心者に勧められている自動売買は初心者にとって非常に簡単に運用できるシステムになっているため、取引している初心者が数多くいます。
各証券会社で儲かった金額が多い順にランキング表示されているのでコースの選びやすさもあって、自動売買は忙しい労働者の副業FXにピッタリの方法となっています。
自分でトレードしなくても機械が勝手にトレードしてくれるので精神的に楽というのが自動売買を選ぶ初心者の一番の理由です。
ただ、いくら楽だと言っても、買うのか売るのか、値幅はどうするのか等、現在の相場の状況から戦略を立て、自分で運用方針を決めなくてはいけません。
初心者が自動売買で負けやすい理由は、トレード技術のない初心者にとって、戦略を立てる事が非常に難しいからです。
自分が予想した相場の値動きと違う動きになった場合、強制ロスカットのリスクが高くなってしまいます。
それまでコツコツ少しずつ出ていた利益が強制ロスカットで一度に全部吹き飛んでしまいます。これがコツコツドカンと言われているものです。
自動売買は準備する資金額が大きくなりますので、強制ロスカットになった時の損失額も大きくなりやすいため注意が必要です。
知り合いの方の実際の失敗例を紹介します。
これは安易に自動売買をして強制ロスカットになってしまった例です。
当時、初心者が手軽に始められるというループイフダンを運用していました。
下がってもそのうち上がってくるという楽観的な予測のもと、ドル円が100円を割り込むことはないだろうと考えたのです。それでドル円の買いでの運用を始めました。
買いで入れば、スワップ金利も少しですが入ってくるので、プラスになりやすいという事も考えて長期間運用できると考えたのです。
結果は下の図のように、強制ロスカットで大きな損失を出してしまいました。
実は、これとは別に以前から運用していた自動売買があったのです。
そこでは、月間の利益がない月もありましたが平均して1万円ほどの利益が出ていました。
その過去の成功体験から、複数のシステムを運用して同じように利益を出そうと考えたのです。
当時はドル円がきっと1ドル100円を割れる事はないだろうと楽観的な予想を立てていました。
100円というのはきりが良い数字なので、反発して上昇してくるだろうと考えたのです。
日足チャートを見ると、2016年6月の値動きは明らかに下向きになっています。
下がると言ってもチャートは一直線に下がっていくのではなく、上がったり下がったりして波を描きながら動いていきます。
波を描く度に何度も買いが入り含み損が膨らんでいたのです。含み損が増える中、希望を持っていたのはイギリスのEU離脱をめぐる国民投票でした。
EU離脱選挙で、メディアではEU離脱は否定される結果になるだろうと報道されていました。そのため選挙結果が出たらドル円は上昇していくだろうと考えていたのです。
ところが、結果は報道とは異なりEU離脱派の勝利となりました。その結果を受け、ドル円は急落の動きとなったのです。
投資家の損切を巻き込みドル円は一気に100円を割り込んで97.424まで急落したため、証拠金が足りなくなって強制ロスカットになってしまいました。
もう一つ運用していた自動売買システムも毎月利益が0~1万円ほど出ていたとはいえ、常に含み損を数十万円抱えている状態でした。
それでもまだそのうち上がるだろうと楽観的に考えていたのです。結局は含み損が膨らみ、証拠金不足となり強制ロスカットで100万円近くの資金を失う事となりました。
地政学的リスクという用語があります。これは特定地域における、政治、軍事的な緊張の高まりが、トレードに影響を与えるリスクの事を言います。
値動きで言うと、このリスクによって相場がある日突然、急落急騰する動きとなります。
この地政学的リスクをコントロールすることは誰にもできません。
世界情勢は安定していないため、地政学的リスクによる急激な動きによって強制ロスカットされてしまう可能性までを考えた上で、自動売買の設定をする必要があります。
2度の強制ロスカットを経験し、自動売買はトレード技術を身に付けていない初心者にはかなりハードルが高いと痛感しました。
何となくの予想で自動売買のシステムを運用する事は非常に危険ですので、初心者に自動売買はお勧めできないのです。
3-3.テクニカル分析から学ぶ事
チャートの分析をする目的は、過去の値動きを見て、現在の状況を判断して今後の値動きがどうなりやすいのか予測し、トレード計画を立てる事です。
チャートの分析方法として、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の2種類の分析方法があります。
テクニカル分析とは、チャートを読み解く分析方法です。ファンダメンタルズ分析とは、世界の経済情報を元に分析する方法です。
どちらも大切なのですが、初心者はテクニカル分析から学習する事が大事です。
経済ニュースや要人発言等のファンダメンタルズな要因で価格が急に動くことはよくあるのですが、それだけを頼りにトレードをするのは根拠が薄いため危険です。
メディアの報道や経済アナリストなどの評論家が言っている事を見聞きして今後の値動きを予想したとしても、その通りにならない事はよくある事です。
世界中のトレーダーが必ず見て分析しているのはチャートですので、基本となるチャートの分析ができるようになる事が必須となります。
チャートの分析でも、誰もが重要視しているのがローソク足です。まずはローソク足の見方から学習していくのが良いです。
移動平均線やRSIなどのインジケーターは本来、補足的に使うもので主ではありません。ですので、基本となるローソク足の読み方から学習していくようにしましょう。
3-4.トレードスタイルは長期トレードから始める事
初心者には長期トレードが一番向いています。
その理由は、日足以上の長期足チャートを元にトレードができるからです。
スキャルピングを除くトレードスタイルはデイトレード、スイングトレード、長期トレードがあります。
デイトレードは1日のトレードチャンスは0~2回程度で、ポジション保有期間が数時間~1日以内となります。
スイングトレードは1週間に0~1回程度のトレードチャンスがあり、ポジション保有期間が数日~数週間となります。
長期トレードは1か月にトレードチャンスが0~1回程度で、ポジション保有期間が数週間~数年となります。
これらのトレードスタイルは、スキャルピングと比べてトレード回数が減ってしまうので機会損失だと感じる人がいるかもしれません。
ですが、スキャルピングで使用される1分、5分、15分などの短期足チャートは値動きが荒く、初心者にとって非常に難易度の高いトレード方法となります。
しかも長い時間チャート画面に張り付いて見る必要があります。集中力も必要です。そのため上級者でない限り、副業でのトレードスタイルとしても不向きなのです。
日足以上の長期足チャートはノイズが少ないため、トレードの際にチャートに張り付いてずっと見ている必要はありません。
本業が忙しくても、日足以上のチャートなら些細な値動きに惑わされる事もありませんので、ゆとりをもってチャート分析ができるため、副業に向いています。
まずは長期トレードから始めるようにしましょう。
同時にテクニカル分析の勉強も長期足チャートの方がテクニカル通りに動く確率が高いので長期足から学習すると効果的です。
3-5.デモトレードから始める事
ここでは、FX初心者の方ほどデモトレードから始めた方が良い本当の理由について解説していきます。
3-5-1.デモトレードから始める理由
FX初心者が利益を出す事は非常に難しいので初めから本番口座でのトレードをする事はお勧めできません。
各証券会社から提供されているデモ口座は、トレードツールの操作方法を知ってもらうために準備されたもので、リアル口座と同じ仕様で使えるようになっています。
デモトレードのデメリットとしてチャートの値動きが本番口座と全く同じ値動きではない事があります。
また、約定力やスプレッドの広がり方が本番口座でのトレードとは異なるためデモ口座の方が有利になって勝ちやすいという事もあります。
さらに、デモトレードは架空のお金でトレードするのでいい加減なトレードをしやすくなり、トレードの実力がつかないと言われています。
そこでデモトレードの目的を、トレード技術を習得する事に置き、リアルトレードのつもりで真剣に取り組んでいく事で、デモトレードを意味のあるものにする事ができます。
トレード技術が身に付く事で、リアルトレードで不利になると言われる約定力やスプレッドの広がりにも冷静に対応できるようになれるのです。
「習うより慣れろ」という事でリアルトレードから始める初心者が多いのですが、副業として成功するために、手堅くデモトレードから始める事をお勧めします。
3-5-2.デモ口座を開設する
まずは、デモ口座を開設します。デモ口座を開設するのは簡単で、多くの証券会社がメールアドレスがあれば開設できるようになっています。
本番口座を作るよう勧誘されることもありませんので安心です。
ここではFXの学習をするためにPCのMT4が使えるoanda をお勧めしています。PCだけでなくスマホやタブレット端末でも使えるので非常に便利です。
それ以外でも、複数の証券会社でデモ口座を開設し使ってみる事をお勧めします。実際に使ってみて、自分が取引しやすい証券会社を選択していくと良いです。
3-5-3.トレードツールの使い方を覚える
デモ口座を開設したら、操作方法を確認します。画面の見方、注文方法、決済の方法を重点的に確認します。実際のトレードで誤発注する事がない様に操作方法を覚えましょう。
その他、PCやスマホやタブレットで表示するチャートの設定など自分で設定できる項目がありますので、デモ口座を開設したら自分が使いやすいように設定をしましょう。
3-5-4.自分のトレードルールでトレードを行う
自分のトレードルールがない初心者も、これまで説明したように長期トレードから始めると決める事で、トレードルールが1つ決まった事になります。
その他、どの通貨ペアで取引するのか、トレードする時間帯はいつが可能なのか、
チャート分析をしてどういう条件になったら売買するのかといったルールを決めます。
このトレードルールの中で最も大切な事は、資金管理です。具体的に言うと、損切を必ず設定する事です。
含み損を抱えた時にそのうち値段が戻ってくるだろうと思っても、戻ることはないと思った方が良いです。
強制ロスカットで大切な資金を失わないように、取引画面から損切設定を必ず設定しておくようにしましょう。
また、強制ロスカットをのリスクを避けるために、レバレッジ25倍でトレードするのではなく、1倍~2倍でトレードをするようにしましょう。
レバレッジを高くするという事は、儲ける金額は大きくなりますが、負けた時の損失額も大きくなり、強制ロスカットまでの値幅が狭くなってしまうのです。
低レバレッジでのトレードでは、儲かる金額は少なくなりますが、その分損切までの値幅が広くなるので強制ロスカットを避けやすくなるメリットがあります。
初心者にとっては強制ロスカットを避けるメリットの方が大きいので、継続して利益を出せるようになるまでは、どんなに大きくてもレバレッジは2倍までにしましょう。
3-6.デモトレードで結果を出せたらリアルトレードを行う事
トレードルールに従ってデモトレードを行うと必ずうまくいかない場合が出てくるので、その都度ルールを改善していきます。
毎月50pipsの利益を3か月連続して獲得できるか、デモ口座の資金を2倍にできたら、リアルトレードに移行するようにしましょう。
デモトレードで数回連続して勝てた、1か月勝てたからといってすぐにリアルトレードに移行するのは時期早々すぎます。
目的は長期的にトレードで利益を上げ続け、副業として成功する事です。これから慌てずじっくり取り組んで行きましょう。
まとめ
副業が禁止されている企業が多い中、FXは副業にあたらないとの認識が一般化する事で、副業としてFXを行う事への敷居は低くなりつつあります。
副業としてFXを成功させるためには、簡単に儲からない事を理解し、正しい学習をし、正しい方法でトレード技術を習得していく事が必要となります。
セカンドキャリアとしてFXのスキルを身に付けていく事には時間がかかり、決して簡単な事ではありません。
ですが、本業をおろそかにせず、生活を安定させた上でFXの学習をし、継続的に取り組む事で副業としてのFXも成功させる事が出来るようになります。
その結果、資産を増やし、同時に将来への不安を解消する事ができ、豊かな生活を送ることが可能となります。