こんにちは、FXBです。
この記事では、FXの勝ち組がどのように考え、どのような取引方法を用いているかを解説していきます。
FXには稼ぎ続ける勝ち組と、残念ながら損をしてFXの舞台から去っていく負け組が存在します。
稼ぎ続ける勝ち組は、決して運が良かったら勝ったわけではありません。そこには勝つべくして勝つだけの理由が存在しています。
この記事はFX初心者の方が、FXの勝ち組になるための「説明書」です。もし、あなたが今、次のような思いや悩みをお持ちの場合は、ぜひ読み進めて欲しいと思います。
- FXをはじめようと思っているけど、負けたら損をするから躊躇している
- どうしたら勝てるようになるのか、見当がつけない
- FXを勝ち続けている人が、何を考えているのか知りたい
- 安定して利益を出せるようになりたい
どれか一つでも思い当たるものがあれば、この記事でFXの勝ち組と呼ばれる人たちが、どのような考え方をして、どのような取引方法を使っているかを学んでください。
では、さっそく解説へ移りたいと思います。
FXの勝ち組と負け組を分けるものはルールを守る力
FXでもっとも大事なのは、考えなしにFXを行わないということです。FXは運で勝ち負けを決めるギャンブルではありません。
FXは世界の通貨を交換(トレード)して、通貨に値動きが起こった際の差額を利益として得る投機です。
少し難しい言い方になってしまいますが、FXは良いトレードルール(FXをする際の決め事)を持っている人が勝つ投機です。
つまり、良いトレードルールを持っていて、なおかつトレードルールを徹底して守っていける人でなければ、勝ち続けることは難しいというです。
FXで勝ち続けている人は、よほどのセンスを持った天才でもない限りは、トレードルールを守ったトレードを行います。そのトレードルールは次のようにそれぞれに特徴があります。
- 勝率が高いのが特徴
- 利益が大きくなるのが特徴
- 負けにくいのが特徴
- 数秒~数分の短い時間で行うのが特徴
- 数時間~一日で行うのが特徴
- 長い期間をかけて行うのが特徴
人によって得意なトレードの方法があります。しかし、FXの勝ち組に総じて言えるのは、トレードルールから外れたトレードを行わない人だということです。
反対に、FXで損をしてしまいやすい人には、トレードルールを持っていない。もしくは曖昧なトレードルールしかない人が多く見受けられます。
FXで一番大きな損をしてしまいやすいタイプは優柔不断で、決断力のない人です。それはつまり、トレードルールを守れない人ということになります。
たとえば、「今が安そうだから」というような弱い根拠でトレードを行ってしまうことなどは、稼ぎ続けたいのならば、やめておくべきです。
また、含み損を抱えている中で「もしかしたら価格が上がるかもしれない」などの、希望でトレードをするのも決してオススメはできません。
含み損とは?
投資では決済と呼ばれる、損や利益を確定させる行動を取るまでは、損や利益は発生していません。
含み損になってしまっても、通貨や株などの価格が変わればプラス収支に転じることもあるということです。
FXで勝ち組と呼ばれる人達と、負けてしまう人の一番の差は、トレードルールをいかに守っているかという点です。
どれだけ勝率の良いトレードルールを知っても、守れなければ意味がありません。ぜひ、トレードルールは徹底して守るようにしましょう。
では続いて、FXの勝ち組とは、どのような特徴を持っているか、どういった取引方法を使っているのかを見ていきましょう。
FX勝ち組の取引方法、重要な特徴3選
FXで勝ち組と呼ばれる人達には、次のような共通点があります。FX初心者の方は、ぜひこの共通点を真似てみてください。
- 取引通貨・時間を絞る
- 感情に頼らず、淡々とトレードを行う
- 予想と検証を徹底して繰り返す
この3つの点から外れて勝ち続けている人は、かなり珍しいでしょう。多くの勝ち組となった人は、自然とこの共通点を持ちます。
なぜ、この共通点が生まれるのかを含め、これから解説していきます。
1.取引通貨・取引時間を絞る
初心者がFXで勝つには、手広く全ての情報を手に入れるよりも、集中して一つの稼げるポイントを作るのがお勧めです。
そのためにはまず、取引通貨を絞りましょう。わたしがオススメしているのはドルスレートと呼ばれる、アメリカの米ドルとのペアです。
アメリカの米ドルはUSDと表記されるので、次の通貨が米ドルとのペアになります。
・EUR/USD
欧州連合(EU)のユーロとアメリカの米ドルのペア
・GBP/USD
イギリスのポンドとアメリカの米ドルのペア
・AUD/USD
オーストラリアのオーストラリアドルとアメリカの米ドルのペア
・NZD/USD
ニュージランドのニュージランドドルとアメリカの米ドルのペア
この4つの通貨ペアは、値動きが素直(予想しやすい)かつ、大きい幅がある(利益が取りやすい)という特徴を持っています。
FXを始めて間もなかったり、上手く稼げない人には、FXをするならこの4つの通貨ペアに絞ることをオススメします。
また、FXを行う時間も決めておきましょう。大切なのは、いつも同じ時間にトレードに臨む事です。
一日中パソコンの前に居られる人はあまりいないでしょうから、まずは確実に確保できる時間帯を考えましょう。
生活リズムや仕事、家庭があるのかどうかなどによって、使える時間帯は変わります。ですから「この時間にしましょう」という正解はありません。ゆとりを持って、FXに集中できる時間帯を決めましょう。
FXをする時間帯を決めるのには理由があり、FXでは時間帯によって参加者の傾向や癖が違ってきます。その傾向や癖を見分けるために時間帯を決めてトレードを行う必要があります。
傾向や癖とはどんなもの?
FXは見えない相手との戦いでもあります。もし、あなたが誰かと真剣な勝負をするなら、少しでも相手の情報や、勝つためのヒントが欲しいと思いませんか?
相手の情報の一つが、癖や傾向です。たとえば、日本人は「買い」が好きで「売り」が苦手とされています。そして、日本人はUSD/JPY(ドルと円のペア)をよくトレードするそうです。
もし、その日本人がサラリーマンの兼業FXプレイヤーであれば、一番FXを行う時間は仕事の終わる夕方~夜が多くなります。
たったこれだけの情報でも、何も知らないときと比べると、なんとなく戦略が立てられる気がしてきませんか?
たとえば、夕方に日本人が多く取引するUSD/JPYで「買い」に絞ってトレードを行う。などです。この場合、日本人が一斉に「買い」を行う方さえ予想できれば、利益を生み出すことが出来ます。
FXで勝つには、できるだけ多くの情報を得ているほうが有利です。実際のFXではここまでハッキリとした癖や傾向が出ない事も多いですが、繰り返し同じ時間、通貨を見続けることで生まれる経験値は確実に存在します。
通貨や時間帯をきっちりと決めることで、自分なりのデータを蓄積する事ができます。適当に隙間時間でFXを行っていては、データを集めることは難しいでしょう。
もし、隙間時間しか作れないのでしたら、難しいとは思いますが、その時間をなるべくいつも同じ時間にするように心掛けてください。それだけでも、バラバラな時間にFXをするより、ずっと集中したデータを手に入れることができるようになります。
ぜひ、自分なりの得意な時間・通貨を見付けてください。取引時間や通貨を決めたら、次は実際にトレードを行っていくときの心構えが大切になります。
さっそくその心構えについてお伝えしていきます。
2.感情に頼らず、淡々とトレードを行う
FXでは「トレードの軸がブレることがない」が重要です。つまり、自分で決めた「信頼できるトレードルール(FXをする際の決め事)」で淡々とFXを行うということです。
FXで勝つには精度の高い予想のもとになる根拠が必要です。根拠がなくても偶然連勝する事はあります。ですが、根拠がなければ、長期的に勝ち続けることは難しくなってきます。
精度の高い予想ができたら、今度は良いトレードルールでトレードを淡々と行うことが必要になります。
実際に経験してみないと分からない部分かもしれませんが、何度も的確に予想を当ててきた根拠があると、段々と、どれくらい利益が望めそうなのかが分かるようになります。
また逆に、どれくらい損をしたら、一旦トレードをやめるべきなのかも分かるようになってきます。
ですから、トレード中は損が発生しても、利益が生まれても、淡々と作業をこなすだけになります。
FXをしているときに、そわそわしたり、イライラしたり、興奮することがあるのなら、少し注意が必要かもしれません。
たとえば、あなたにもし、次のようなことが起こったことがあれば、感情的にトレードをしてしまっている可能性があります。
- 含み損を切れずに、損が大きくなってしまった
- 勝つには勝ったけど、利益がとても少なかった
- 負けてしまってイライラしたことがある
- 負けそうになって落ち着いていられなかったことがある
そういった感情でトレードをしていると、不安や苦しい気持ちになってしまうことがあります。そして残念なことに、感情が絡んだトレードを繰り返すたびに、トレードの軸はどんどんブレて、更に感情的になってしまいます。
■トレードの軸をブレないようにするために
トレードの軸をブレさせずに淡々と自信を持って行うには、きちんと信頼できるトレードルールが必要です。
トレードが感情的になり、軸がブレてしまうのは、トレードルールに自信がないからかもしれません。本当に勝てるのか信用できないトレードルールを使うのは、とても心を不安にさせることです。
たとえば、どう見ても壊れそうな車には、安心して乗れませんよね。逆に、安全性をしっかりと検証した高級車なら、安心してドライブをすることができるでしょう。
トレードも同じです。今一度、自分のトレード手法を再確認しましょう。たとえば、次のような点をしっかりと確認しておきましょう。
- エントリーポイントは適切か
- 損切の設定は資金から考えて適切か
- 勝率はどの程度あれば適切か
- 利益はどれくらい必要か
まずはこの4点をしっかりと再確認しましょう。出来れば、デモトレードで資金の心配をせずに、トレードルールにきちんと従ってトレードを検証してみてください。
予想と検証を徹底して繰り返す
勝ち組FXトレーダーは必ず、検証を行います。検証をすることは、トレードルールへの信頼性を高めることに繋がります。
トレードルールを検証する際には、次の3点には注意してください。
- 必ず検証を数値としてメモに残し、データ化する
- 良かった点をデータ化するだけでなく、何故上手くいかなかったのかを考える
- 他人が見ても理解できる、現実的でシンプルな検証にする
1.必ず検証を数値としてメモに残し、データ化する
「なんとなくこうなった」では検証にはなりません。必ずエントリーした数値の根拠、損益、決済した数値の根拠を残すようにしましょう。
数値情報にプラスアルファとして、その時の大きな経済ニュースなどが関連がありそうだと思い付いたものがあれば付記しておきましょう。
2.良かった点をデータ化するだけでなく、なぜ上手くいかなかったのかを考える
FXで利益が出た時には、良かった点、上手くいったことばかりに目がいってしまうものです。ですが、上手くいかなったときに「なぜ上手くいかなかったのか」を分析・対処する事で、FXの勝率を上げることができます。
一度上手くできたことを、何度でも上手くできるようになることも大事です。ですが実は、失敗を未然に防ぐことが出来れば、資金を減らす可能性をグッと抑えることが出来るのです。
3.他人が見ても理解できる、現実的でシンプルな検証にする
検証を続けていくと段々と複雑なトレードルールになりがちです。たとえば、かなり限られた状況でしか使えないものだったり、100回負けても、1回勝てば利益を出せるというような、大博打なものになったりしてしまうことがあります。
複雑なトレードルールは、特定の状況においては優位であっても、さまざまな局面で弱い面が出ることがあります。
複雑なトレードルールが悪いわけではありませんが、まずはブレない汎用性の高い軸を一つ持つことを念頭におきましょう。
■新しい試してみたいアイディアを思い付いたら、、、
検証を続けていると、さまざまな改良点を思い付くことがあります。その度に改良点を取り込んでいくと、段々と複雑すぎるトレードルールになってしまいます。
思い付いたアイディアは別にまとめておき、必要に応じて検証するようにしましょう。その際は、一気に複数個のアイディアを加えず、一つ一つ加えるようにしましょう。
まとめ
FXの勝ち組と呼ばれる人は、優れたトレードルールや取引方法を持っています。同時に、数多くの経験を重ねることで、トレードルールから適切なエントリーのタイミングや、損益の幅をはじき出しています。
この記事では、まずはトレードルールを順守する重要性をお伝えしました。FXで勝つための取引方法論は数限りなく存在しますが、ルールを守られてこそ、価値があります。
トレードルールは人の数だけ存在します。ですが、勝っている人に限定してみると、頻繁にみられる特徴があるとお伝えしました。
ですから、最初から勝っている人特有の特徴を持ったトレードルールを作る事が、FXで勝つための近道になります。
勝つ人は、むやみやたらにFXをせずに時間や通貨を絞ります。そして決めたルールで淡々とトレードを行い、検証を繰り返します。
逆に、負けてしまう人は、すき間時間に、思い付きでFXをして、検証を面倒くさがる・一切しないことが多いです。
ぜひ、あなたにはこの記事を参考に、勝つ人の特徴を持ったトレードルールを作り、検証を続け、稼いでいって欲しいと願っております。
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