FXトレード手法には沢山の手法がありますが、大きく分けると2つに分類する事が出来ます。

FXトレードの手法の分別

初心者にお勧めの手法はスイングトレード手法です。その理由は初心者が勝ちやすい条件が揃っているからです。

その8つの理由を表にしました。

8つの理由

この記事では、初心者が理解しておくべきトレード手法の種類と、初心者が勝ちやすいトレード方法について順番に説明していきます。

1.FX初心者が理解すべき2つのトレード手法について

1-1.初心者がトレードを始める前にトレード手法を理解しておくべき2つの理由

①ポジポジ病と強制ロスカットを防ぐ事ができるため

②相場の値動きの特性から自分の生活スタイルに合ったトレード手法を選択できるため

1-2.裁量トレード手法の4つの種類

①スキャルピング
スキャルピングとは1日に何回もトレードすることによって小さな利益を積み上げていくトレード手法です。

利益はだいたい数pip~15pipくらいで数秒から数十分後には終了するようなトレードのことです。

ほんの数分でトレードが終わるので一見簡単そうにも見えますが、スキャルピングのような小さな時間足でトレードすることはトレンドが掴みにくく、だましも多いため、とても難しいです。

このようなことからスキャルピングは初心者向けではありません。

②デイトレード
デイトレードとはその日のうちに取引を終えるトレード手法です。

基本的にはポジションを翌日には持ち越さないので、寝ている間に急な相場の変動が起きるようなことがあっても影響は受けません。

1日に1回~3回ほどのトレードとなります。

1日中ポジションを保有することはほとんどなく数分から数時間で決済することが多いトレード手法です。

ポジションを保有していると気になってしまう方や、チャートを見る時間をあまりとれないような兼業の方にもお勧めのトレード方法です。

③スイングトレード
スイングトレードとは1日~数週間程度の期間でポジションを保有し、ある程度大きめの利幅を狙うトレード方法です。

スキャルピングやデイトレードよりもポジションの保有期間は長くなります。

基本的には日足以上で、トレンドを把握しトレードを行います。

大きな時間足のトレンドは小さな時間足のトレンドに比べだましも少なくトレンドが把握しやすいので初心者の方や兼業の方などにはお勧めです。

④長期トレード
数週間、数か月、または年単位でポジションを保有し大局を狙うトレード手法です。

年足や月足、週足でトレードします。

1-3.システムトレード手法の2つの種類

① 開発型システムトレード

開発型システムトレードとは、自分自身でプログラミングをして開発するか、または、すでに出来上がっているプログラムを購入して使用する方法です。

メリットとしては、トレードを自動化することで、感情に流されることなく、仕事中や睡眠中でもトレードが可能となります。

しかし開発には手間や知識が必要ですので、初心者の方にはハードルが高くオススメできません。

②選択型システムトレード

証券会社でもともと用意されているシステムトレードの中から好きなものを選び使用します。

誰でも簡単に始められますが、システムトレードはスプレッドが広く設定されている場合が多く通常よりもコストがかかります。

私自身も何も知識がない頃、この選択型システムトレードから始めました。

過去の記録を調べ、優秀なものをいくつか選択し始めましたが、勝ち続けることができず、システムを入れ替えるタイミングもわからず損失を増やしてしまった経験があります。

システムトレードは、それに合った相場環境では勝つことが可能ですが、そうでなくなった場合は通用しなくなります。

同じものでずっと勝ち続けられるものなど存在しません。

相場環境によって最適なシステムトレードを選ぶこともまた知識が必要であり難しいのです。

2.スイングトレードをお勧めする3大理由と負けにくいトレード方法について

2-1.スイングトレード手法をお勧めする3大理由

① 大きな時間足のトレンドは小さな時間足のトレンドに比べだましも少なく、トレンドが把握しやすい。

②チャートに張り付いてなくても自分の空いた時間にトレードできる。

③1回のトレードである程度の大きな値幅が見込める。

2-2.スイングトレード手法を用いた具体的なトレード方法

①トレードに最適な相場環境の見分け方

a) トレードすべき相場環境

スイングトレードでトレードすべき相場環境とは、日足以上の時間足で綺麗にトレンドが出ている通貨を見つけ、そのトレンドにのる、大局の波にのることです。

1日~数週間程度の期間でポジションを保有し、ある程度大きめの利幅を狙うトレード方法ですので、日足以上の時間足のトレンド方向についていくトレードをするのが有利です。

スイングトレードにおいて最も大切なことは、今の相場の大局の流れを把握しトレンドにのることです。

b) トレンドの出ている相場の見つけ方

スイングトレードではまず日足以上の相場を分析し、トレンドが綺麗にでている通貨を探します。

ではいったいトレンドが綺麗に出ている相場はとはどういったものなのでしょうか。

トレンドとは基本的には、アップトレンド、ダウントレンド、トレンド無し(トレンド崩壊)の3つに分けられます。

① アップトレンドとは

アップトレンドサンプル

アップトレンドとは高値と安値を切り上げている状態のことを言います。

② ダウントレンドとは

ダウントレンドサンプル

アップトレンドと反対にダウントレンドは高値と安値を切り下げている状態のことを言います。

トレンドが出ている相場とは、アップトレンドまたはダウントレンドどちらかのトレンドが出ている相場を見つけるということです。

C)トレードしてはいけないトレンドレス相場(トレンド崩壊)の見分け方

トレンドレス相場とはその名の通りトレンドがでていない相場のことです。

そのような相場を「トレンドレス」「トレンド無し」「トレンド崩壊」などと呼びます。

ではトレンドレス相場とはどういったものなのでしょうか。

ここで重要なのが「押し安値」「戻り高値」です。

① アップトレンドの場合

最後につけた高値の起点となった安値のことを「押し安値」と言います。

「押し安値」とは、最後につけた高値なので、その後高値を更新するたびに「押し安値」は移動していきます。

高値を更新するたびに押し安値が移動します。

押し安値は高値を更新するたびに移動し、その押し安値を下回ったときにアップトレンドが崩壊し、トレンド無しと判断します。

アップトレンド崩壊

上図のように押し安値を下回った時点でトレンドレス相場(トレンド無し)となります。

② ダウントレンドの場合
最後につけた安値の起点になった高値を「戻り高値」と言います。安値を更新するたびに「戻り高値」は移動していきます。

戻り高値解説3

この戻り高値を超えない限りは「ダウントレンド継続」と考えます。

ダウントレンド崩壊

ダウントレンドの場合、上図のように戻り高値を抜けた時点でトレンドレス相場(トレンド無し)となります。

このようなトレンドレスの相場を選んでトレードする必要は全くありません。

トレンドが出ている通貨を探せばいいのです。
迷った場合や、どちらに動くかわからない相場ではエントリーを見送ることが大切です。

ダウ理論について詳しくは、こちらのダウ理論の章に書いてあるのでご覧ください。

FXで安定的な「勝ち」を手に入れるために勉強すべき4つのポイント

②トレード方法について

a) チャート設定

初心者の方にお勧めしたいチャート設定とは、とにかくシンプルなチャートです。複数のインジケーターなどを表示させて複雑にしないことです。

その上で、チャートをしっかりと分析できるようになってから、自分にあったテクニカル分析を見つけていただきたいと思います。

b) エントリーの条件

目の前の値動きにつられて計画性のないトレードをしていては、資産が増えることはありません。

エントリーする前にはトレード計画をしっかりとたて、エントリー条件に合致したときにのみ、エントリーすると決めておくことが大切です。

スイングトレードの場合

① 日足以上での相場環境を把握し、綺麗にトレンドが出ている通貨を見つける。

② 日足以上のレジサポに近い通貨を探す。

③ レジサポでのプライスアクションを監視する。

④ プライスアクションが起こるようならトレンドの方向にエントリーする。

⑤ エントリーと同時に損切を必ず設定する。

このように事前に計画をたて、そのように動いたときにだけエントリーしましょう。

c)利益確定と損切の設定について

利益確定は基本的にはそのトレンドが崩壊するまでです。

アップトレンドの場合は、押し安値を下回った時点で利確です。

ダウントレンドの場合は、戻り高値を上回った時点で利確です。

損切はアップトレンドの場合は、押し安値+15pip
ダウントレンドの場合は、戻り高値+15pipに設定します。

② 実際のチャートでの具体例の紹介

実際のチャートでの具体例の紹介

1.の高値が戻り高値を抜けました。

この時点でダウントレンドが崩壊しトレンド無しとなります。

1.高値を更新した時点でアップトレド発生となります。

1.高値をブレイクした①でエントリーしたとします。

その場合、損切は2.押し安値+10pip下に置きます。

2高値をブレイクした②でエントリーの場合、損切は3.押し安値の下10pipに置きます。

利確目標はこのトレンドが崩壊するまで、最後の押し安値を下回るまでとなります。

3.中級者以上になったらデイトレードに移行する事が可能

スイングトレードである程度、勝てるようになれば、デイトレードに移行することも可能です。

なぜならどの時間足でも考え方は同じだからです。

スイングからデイトレードに移行する場合は、見ている時間足を小さくすればいいだけです。

例えばスイングトレードでは4時間足以上でチャート分析を行っていたものを、1時間足、15分足を加えればデイトレードが可能となります。

4.まとめ

短期足のチャートの値動きに振り回されてしまう、目の前の値動きにつられてしまい計画性のないトレードをしてしまう、このような経験はトレードをしていれば1度はあるのではないでしょうか。

スイングトレードであれば、短期足のチャートを見る必要がないので小さな値動きに振り回されず、冷静な判断が可能となります。

多少エントリーが遅れても大きな大局さえきちんとつかめていれば、最終的には利益になる可能性が高くなります。

初心者の方によくある無駄にエントリーして損切を増やしてしまうこともありません。

1日中チャートに張り付く必要もなく、自分の空いた時間にゆったりとトレードできます。

このようなことから初心者の方はまずスイングトレードからトレードをすることをお勧めいたします。