こんにちはFXBです。
「FXは稼げるらしい。FXをやってみたい。でもFXで借金した・破産した。そんな話も聞いたことがあるから、FXってやっぱり怖い。」
あなたもそんなふうに感じていませんか?
でも安心してください。FXではお金を失う可能性を限りなくゼロに近づけて、10年・20年と稼ぎ続けることができます。自宅に居ながら、月20万・30万を安定して稼ぎだすことも十分可能です。
借金や破産といったリスクは、「なぜそうなってしまうのか?」を事前に知っていれば、確実に回避することができます。
この記事はFXが抱えるリスクとリスク回避に必要な考え方を解説した記事です。FX初心者の方でも理解できるよう、わかりやすく解説しています。
FXで稼ぎたいなら、FXのリスクについてもしっかり理解しておきましょう。
FXのリスクとは?
FXのリスクとは「お金を失ってしまうこと」です。
「お金を失うのはいやだ」と思うのは、当たり前の感情です。誰だってお金を失いたくないですからね。
FXでお金を失ってしまうリスクには、いろいろなケースがあります。
しかし、どのリスクも事前に知っていれば、お金を失ってしまう可能性を回避できるようになります。
『FXで稼ぎたいなら、お金を失ってしまうリスクを自分で回避できるようになることが重要』ということです。
ではさっそく、具体的なFXのリスクについて順番に解説していきますね。
FXの2つのリスク
FXには大きく分けて2つのリスクがあります。
- 自分で回避できるリスク
- 自分で回避できないリスク
1.自分で回避できるリスク
- 為替変動
- レバレッジ
- 元本保証
- 流動性リスク
2.自分で回避できないリスク
- 会社倒産
- システム障害
- 予期できない災害
初めて見る言葉ばかりで、なんのことかさっぱり分からないと思います。ですが、これから1つ1つわかりやすく解説していくので安心してください。
まずは自分で回避できるものから見ていきます。
FXのリスク1:自分で回避できるリスク
回避できるリスクは大きく分けると4つあります。
- 為替変動
- レバレッジ
- 元本保証
- 流動性リスク
自分で回避できるリスク1:為替変動
FXでお金を失うリスクの1つは、為替変動です。
例えば、『1ドル=〇〇円』という〇〇の価格の部分が変動することを、為替変動と呼びます。為替変動は365日起こる現象です。
為替変動があることで、1ドルを買うために必要な日本円は毎日変わっているということです。
為替変動はFXが稼げる理由であると同時に、FXでお金を失う理由でもあります。 FXでは「1ドルを買うために必要な日本円の価格が、高くなるのか?低くなるのか?」を予想するからです。この予想があっていれば、利益を得ることができます。
※FXで稼げる仕組みについて、詳しくは「FXで利益が得られる仕組みがよくわかる記事」をご覧ください。
「1ドルを買うために必要な日本円の価格が、、高くなるのか?低くなるのか?」この予想をハズしてしまった場合、お金を失う可能性があります。
為替変動について詳しく解説すると、頭が混乱してしまうと思います。なので、ここでは次のことだけをしっかり覚えておいてください。
重要
為替変動を考慮して「1ドルを買うために必要な日本円の価格が、、高くなるのか?低くなるのか?」を予想する。
↓
予想がハズれると損をしてしまう。(=お金を失う)
これが為替変動のリスクだとということを、しっかり覚えておいてください。
■為替変動によるリスクを回避する秘訣
為替変動によりリスクを回避するためには、為替変動を見極める力を身につけていく必要があります。
言葉で言うのは簡単ですが、実はこれが一番重要です。なぜなら、FXで稼ぐためのスキルそのものだからです。
『為替変動を見極める力』それは次の3つがあることをここでは覚えておいてください。各項目について詳しくは、別の記事で随時お伝えしていきますね。
<参考例:為替変動を見極める3つの力>
1:確かなロウソク足の知識
2:正確なサポレジラインを引くスキル
3:環境認識力
自分で回避できるリスク2:レバレッジ
FXにおける2つ目のリスクはレバレッジです。
レバレッジとは、自己資金の数倍のお金を使えるようになる仕組みです。「レバレッジをかける」というような使い方をします。
レバレッジは最大の25倍までかけることができます。一時的ですが、FXで使えるお金が25倍になるということです。
<例えば>
自己資金を1万円しか持っていなくても、自己資金25万円の状態で取引できるということ。
しかし、レバレッジを使うときは、次ポイントを忘れてはいけません。
・使えるお金がMAX25倍、利益もMAX25倍になる
・使えるお金がMAX25倍、損失もMAX25倍になる
レバレッジをかけると利益を25倍にできる反面、損失も25倍になります。この『損失25倍』の部分がFXの抱える2つ目のリスクです。
■レバレッジによるリスクを回避する秘訣
レバレッジが原因でお金を失わないためには、自己資金に合わない無茶なレバレッジをかけないことです。
レバレッジをかける・かけないは、自分で選ぶことができます。もちろんレバレッジの倍率も自分で選択できます。
自分で選べるということは、レバレッジに関係するリスクは回避することができるということです。
※レバレッジについての詳しい解説は「FXとは何か?初心者に欠かせない3つの基礎知識とはじめの1歩」をご覧ください。
自分で回避できるリスク3:元本保証
資産運用中にいかなることがあっても元本を減らさないことを、元本保証と呼びます。元本とは、資産運用の際、最初に預けたお金です。(例:100万円を資産運用した際、最初に預けた100万円=元本)
FXには元本保証がありません。FXでは失ったお金を誰も保証してくれないということです。関連記事:FXの危険性と借金のリスク
<資産運用とは?>
お金を銀行や企業に預け、自動的に増やしてもらうことを資産運用と言います。
■元本保証によるリスクを回避する秘訣
FXに元本保証はありませんが、余剰資金から開始すれば大きな問題となることはありません。つまり、自分のお小遣いの範囲内で始めるということです。
FXをやるために、親族・友人・知人、消費者金融からお金を借りるのは愚の骨頂。そこまでして、FXをやってはいけません。
FXをやるために、貯金するなり、バイトするなりして、余剰資金を作ってください。
「FXは元本保証がないから怖い」という意見は非常に多いです。しかし、元本保証がないから怖いという人の多くは、失ってしまったら生活もままならない自己資金でFXをやろうとしていることがほとんどです。
初めてFXをするときは、必ず余剰資金でスタートしましょう。
自分で回避できるリスク4:流動性リスク
流動性とは、通貨の取引量のことを意味します。ものすごく単純に言ってしまえば、FXトレードで取り扱う通貨(お金)の『人気度』のことです。
・流動性が多い通貨=人気がある
・流動性が少ない通貨=人気がない
FXは通貨の価値(=お金の価値)が常に変動することを利用して、利益を得ることができます。それは「相対取引」という取引方法が用いられているからです。
相対取引とは
通貨の買い手と売り手が、1対1で直接取引する方法のことをいいます。(通常の取引は、取引所と呼ばれるところを仲介します。)
あなたが通貨を売りたいと思ったとき、それを買ってくれる相手(取引をしてくれる相手)が必要になるということ。
反対に、あなたの通貨を買ってくれる相手(取引をしてくれる相手)がいなければ、取引できない。
<相対取引に必要な条件>
買い手(あなた)と売り手(取引相手)
もしくは、
売り手(あなた)と買い手(取引相手)
取引相手がない場合は、当然、自分が持っている通貨を売ること(買うこと)ができません。もしそうなれば、手元の通貨を使って利益を獲得することは不可能になります。
『人気のない通貨は取引したくても、取引できない可能性がある。(=人気のない通貨を買うために支払ったお金が無駄になる)』ということです。
まとめると、次のように考えることができます。
- 流動性が多い通貨=人気がある=取引できる=利益を得やすい
- 流動性が少ない通貨=人気がない=取引できない=利益を得られない
人気があれば、人が集まり、そこにお金が生まれやすい。反対に、人気がなければ、人が集まらないから、お金は生まれない。
ショッピングセンターとか、テーマパークをイメージしてもらうとわかりやすいと思います。
■流動性リスクを回避する秘訣
流動性リスクを回避するためには、流動性の低い通貨を買わないこと。これに尽きます。
流動性リスクが高い(=人気がない)通貨は、新興国が多いです。
反対に先進国と呼ばれる国の通貨は流動性が低いです。例えば次のような通貨は流動性が低い(=人気がある)通貨になります。
- アメリカのドル
- EUのユーロ
- 日本の円
など。FXを始めるときは、流動性リスクの低い(人気のある)通貨からトレードを始めましょう。
FXではトレードしたい通貨を選べるため、流動性の高い通貨は回避していきましょう。そうすることで流動性リスクを回避することができます。
FXのリスク2:自分で回避できないリスク
自分で回避できないものは大きく分けると3つあります。
1.会社倒産
2.システム障害
3.予期できない災害
「回避できないなら覚えても意味がないんじゃ?」と思われるかも知れません。ですが、回避できなくても、リスクが発生した際、すぐに対応できるようになります。リスクに備えておくということです。
さっそく1つ目から見ていきましょう。
自分で回避できないリスク1:FX会社の倒産
FXをするためは、FX会社を使う利用する必要があります。FX会社に口座をつくり、銀行のようにお金を預けることでFXを始めることが出来ます。
「じゃあFX会社が倒産しちゃうと、お金戻ってこないんじゃ?」と思われるかもしれまん。FX会社が倒産することはあるかもしれませんが、それによってお金が返ってこないことはありません。
FXでは、FX会社が倒産してもお金は返ってきます。
2010年に制定された『全額信託保全』と呼ばれる法律に定められています。内容を簡単に説明すると「FX会社はお客さんから預かったお金を、倒産しても返さないといけない」という法律です。
FX会社が倒産するリスクは回避出来ません。ですが、自己資金が失われるというリスクは全くありません。
『全額信託保全』のおかげで、安心してFX会社にお金を預けておくことができるようになっています。
自分で回避できないリスク2:システム障害
システム障害は絶対に起きないとは言い切れません。完璧な対策は事実上不可能です。
<システム障害とは?>
FXをする為には、FX会社のシステムにログインする必要があります。FXをするためのシステムにログイン出来なくなったりすることを、システム障害と言います。
システム障害はいくつかあり
・ログインできない
・買ったり売ったりできない
・情報が表示されない
・間違った情報が表示される
ことがあります。
FX会社もシステム障害が起きにくいように、システムの改良をしています。FX会社によっては、システムを複数持っていることもあります。
システムを複数持っているFX会社ならば、一つのシステムに障害が起きても他のシステムで対応が取れます。
一概にどのFX会社がシステム障害に強いとは言えませんが、
◎比較的システム障害に強い
- GMOクリック証券
- マネーパートナーズ
- YJFX
など。そもそもシステム障害が起きにくいFX会社を選ぶことが大切です。
FXの口座は無料で作れるので、複数のFX会社に口座を持っておくことも有効な手段の1つです。
FXの口座開設方法は「FXとは何か?初心者に欠かせない3つの基礎知識とはじめの1歩 」の中で詳しく解説しています。FX口座作成の際は、ぜひ参考にしてください。
■【要チェック】実は一番多いシステム障害!?
「FX会社のサイトを開いても表示されない!」というときには、すぐにシステム障害を疑ってしまうかもしれません。
でも実は、自分のパソコンに異常が起きているケースが多いです。
<対策>
最近は、スマホでFXが出来るFXアプリを公開しているFX会社も多く存在しています。FXアプリを操作できるようにしておくなど、出来る限りの備えをしておきましょう。
自分で回避できないリスク3:予期できない災害
FXでは予期できない災害が原因で、急激な為替変動が起き、大きな損失をだす可能性があります。
しかし、FX会社に預けておくお金を必要最低限にしておくことで、損失を小さくすることが可能です。
災害は予想することができません。災害などが起きて大きな為替変動が起きても大丈夫なように、FX会社に預けておくお金は必要な分だけにしましょう。
■必要な金額だけを預ける理由
FXにはFX会社に預けたお金以上に損をしないように、強制ロスカットという仕組みがあるからです。
FXのリスクと上手に付き合う方法
FXのリスクを過剰に怖がる必要はありません。なぜなら、適切に対応することで未然に防ぐことが出来るからです。
FXのリスクを事前に防ぐには、2つのことが大切です。
- 方法1.熱くならない
- 方法2.リスクを知る
FXを始めてから焦ることのないように、ここでFXのリスクへの対応策をしっかり覚えてしまいましょう。
リスクと上手に付き合う方法1:熱くならない
FXではトレードに熱くなってしまい、冷静な判断が出来なくなった瞬間に負けが決まります。大きな為替変動に一攫千金の夢を見て、勘でトレードしてしまうのは危険です。
また熱くなってしまっていると、自己資金に見合わない無茶なレバレッジをかけてしまうことが考えられます。
<熱くなるとは?>
FXで思ってもみない大勝ちや大負けをすると、心が落ち着かなくなることがあります。
大勝ちすると……
- もう一回大勝ちしたくなる
- もっと大きなお金を手に入れたくなる
- 自分なら絶対勝てると思い込んでしまう
大負けすると……
- 負け分を取り返そうとする
- 大博打を打ってしまう
- 普段と違うやり方を試してみてしまう
スポーツでも同じと聞きますが、熱くなった瞬間に負けは決まります。
常に冷静であることは、FXでもとても大切なのです。
FXでは少ない自己資金からでも、平均的なサラリーマンの月収(20~40万)を稼ぐことが可能です。
ですが、
『大きな為替変動に飲み込まれていないか?』
『本当に自己資金に見合ったレバレッジなのか?』
『元本保証がないことは納得できているのか?』
『通貨の流動性リスクは問題ないか?』
などを、冷静に判断しなくてはいけません。
あなたがFXについて冷静に判断することができるようになれば、FXで勝ち続けることは決して夢ではありません。
リスクと上手に付き合う方法2:リスクをきちんと理解する
事前にリスクを知っておけば、リスクに合わせた対応を考える事ができます。
FXで最もやってはいけないことは自己資金を全て失ってしまうことです。FXでは自己資金が残っていれば、何度でもやり直すことができます。
FXでリスクが高いポイントを押さえておくことで、自己資金を全て失う可能性はグッと減少します。
今回お伝えしてきた、『自分で回避できるリスク』『自分で回避できないリスク』への理解を深めることで、自己資金を守れるようになっていきます。
自己資金を守ることはFXで稼ぎ続けるためには欠かせないスキルです。自己資金を守るスキルが高くなればなるほど、FXで稼げる可能性も高くなっていきます。
最後に
FXの抱えるリスクについてお伝えしました。FXには、お金を失うリスクがあります。しかし、リスクの管理をしっかり行えば、お金を失うリスク回避することが可能です。
リスク管理さえできれば、借金や破産をすることもありません。「FXで借金した・破産した」という人は、リスク管理が全くできていない人たちです。
この記事を読んでくれたあなたは、リスク管理のスキルをしっかり身につけていって欲しいと思います。
- リスク管理方法1:熱くならない
- リスク管理方法2:リリスクをきちんと理解する
この2つをしっかりと実践するだけで、借金や破産をすることはまずありません。
FXで熱くなってしまうと、あとで「しなきゃ良かった……」と思うようなことをしてしまうことが多いです。
熱くならないことは、本当に大切なので絶対に覚えておいてください。そして、あなたがこれからFXをしていく中でリスクを感じたときは、『回避出来るものか、回避できないものなのか』を冷静に判断してくださいね。
回避できるリスクは冷静に対応していけば、自己資金を全て失う心配はありません。
回避できないリスクにしても、何も対策が出来ないということはありません。リスクに関する知識を深め、事前に備えておくことで、大きな損失を回避することができます。
FXのリスクはお金が稼げるメリットの裏返しです。リスクを100%無くすことはできませんが、対処して、損失を最小限に抑えることは可能です。
リスク管理はFXで稼ぐスキルとしても非常にスキルです。なので、しっかりリスク管理のスキルを高めていって欲しいと思います。
けれども、今すぐ全てのリスクを知る必要はありません。まずは焦らずにFXの知識を身につけ、どのようなリスクがあるのかをしっかりと見極めましょう。
そして1歩ずつ、FXで稼げるトレーダーに成長していきましょう。