短期トレード、デイトレード、スイングトレードなどいろんなトレードスタイルがありますが、どんなスタイルであっても水平線の引く場所は、日足以上のローソク足の4本値が基本です。
世間では4本値以外の場所で意識されているような場所に水平線を引くこともあるようです。
FXBはそのような不確実性が高く再現性の低い場所に水平線を引くことはトレードを複雑化することに繋がるので採用しません。
再現性の高いシンプルトレードを追求するのであれば、水平線からシンプルにするべきだと考えこのようなスタイルを採用しています。
解説映像はこちらです。
4本値とは?
4本値とは、陽線と陰線の高値、安値、始値、終値の4個の値の総称のことです。
具体例として以下の図を参考にしてください。
ラインの引き方の基本中の基本
今日は毎月、もしくは毎週していただく基本的なラインの引き方を説明したいと思います。
そして、水平線には引く順番があります。これからドル円を例に解説します。
月足の引き方
まず月足を出してもらって、月足の先月の高値安値にラインを引きます。
基本的には先月の四本値(高値、安値、始値、終値)にラインを引くのですが先月はコマ足だったので、四本値全部引くとラインだらけになるので、私の場合、コマ足や十字線には高値と安値に引きます。
月足にコマ足が出たということはどういうことかというと、買いと売り圧力が均衡しているということになります。
今後は、月足のコマ足を抜けたほうに価格が動くのではと考えますので月足の高値安値にラインを引きます。
週足の引き方
次に週足にして高値安値を引きます。
先月の安値と先週の安値は大体一緒くらいなので、こういった場合は上位足の方を優先して先月の安値1本引いておけばそれで良いかなという風に考えます。
ですから、週足にはとりあえず先週の高値、ここに1本引きます。
あと、先週の終値ですね。
これは、今の市場価格と非常に近いので、このようなケースでは、積極的に引いいきます。
結論として、週足は先週の終値と高値にラインを引きます。
どの時間足で引いたラインなのかを、わかりやすくパッと見てわかる様に月足、週足、日足は色分けしてあります。
月足 黄土色
週足 ピンク
日足 青
日足の引き方
次に日足です。
日足も前日の高値安値に引いていきます。
日足に四本値、高値、安値、始値、終値を全部引くとラインだらけになってしまい見づらいので私は全部は引きません。
前日の四本値、高値、安値、始値、終値と頭の中でパッと見てラインがすでに引いてあるという状態になっているので私は引きませんが、初心者の方は訓練のために、きちんと前日四本値は引いた方がいいです。
月足の四本値、週足の先週の四本値、日足の前日の四本値は慣れるまでは全部引いたほうが良いです。
注目する水平線
レジサポ付近でのコマ足や十字線は反転するサインである可能性が高いということから特に重要なラインと言えます。(関連記事:FX初心者向け!レジサポラインを優しく徹底解説!)
サポレジ付近の十字線やコマ足の高値安値には必ずラインを引きましょう。
先々週の陰線を先週の陽線で包んでいるので、ここはこれだけ買い圧力が強いということです。
ここはコマ足つつみ線のローソク足パターンができたという意味において、高値にラインを引いています。
安値はちょうど先月の安値と先週の安値と近いので、上位足、月足の方を優先して、ここには月足安値を1本引いてます。
日足はローソク足パターンが完成ではないので、引くのであれば前日安値くらいです。
しかし、ここはそんなに強いサポートという気がしないので、ここは敢えて私は引きません。
このように、月足、週足、日足の順に四本値を基本的には引いて行きます。
特に今の市場価格の近場のところのラインは、重要視して引いていきます。
それを日足、4時間、1時間、15分で見るとこのようになります。
もし、このまま上昇していくのであれば、意識するラインとして週足の終値と高値(ピンクの点線)ということになります。
まとめ
基本的に月足、週足、日足の四本値(四本値、高値、安値、始値、終値)にラインを引いていく。
四本値をきちんと引いていくことが基本中の基本ですので、まずはこれを全部の通貨で引いてみてください。
今日はドル円を例に、ラインを引いてみました。