こんにちは、FXBです。

FXでお金を稼いでいくには、損切りはトータルで勝つ(利益を出す)ために必ずする必要があります。

損切りが出来ない人はFXで勝つことができません。優秀なFXトレーダーほど、徹底的に損切りをしているのです。

なぜなら、FXで大事なのは「一回の大きな勝負に勝つ」のではなくて「損をできるだけ抑えて勝つ」だからです。

そのためには損切りをきちんと学ぶ必要があります。

この記事を読めばFX初心者の方でも、大きな損を事前に防ぐことが出来るようになります。

大きな損を防ぎ、利益を増やす事にも直結している、損切りの解説内容は次の通りです。

  • そもそも損切りとはなんなのか
  • 4種類の損切りの目安
  • 損切りを自動的に行う方法
  • 利益を出すための損切りの捉え方

ぜひ、この記事で損切りを学んでくださいね。

損切りとは

損切りとは、「損を受け入れて、取引を終えること」です。

損切りとは

FXは通貨の取引(売買)=トレードを行い、利益を得るのが目的です。通貨の値段が思った通りに動けば利益になり、思った逆に動けば損切りをして、損失を受け入れなくてはいけません。

しかし、思った逆に動いても決済(取引と終えること)をしなければ損失にはなりません。FXでは、トレードをはじめて決済するまでの間の損は「含み損」と呼ばれます。

逆に、決済していない利益は含み益と呼びます。

損切りから見るトレードと決済

この含み損を決済することが損切りです。

4種類のトレードスタイル別の損切り目安

FXには大きく分けて4つのトレードスタイル(取引のやり方)があります。トレードスタイルは、一回のトレードにどのくらいの時間をかけるかが違います。

トレードスタイルには次の4つがあります。

  • スキャルピング(数秒~数十分のトレード)
  • デイトレード(数十分~数時間のトレード)
  • スイングトレード(数日~数週間のトレード)
  • 長期トレード(数週間以上のトレード)

それぞれのトレードスタイルには、『損切り』と『どれくらいの利益を目指すべきなのか』という2つの目安があります。

目安は「なんとなくこれくらい」というものではなく、きっちりとした数値で表すことができます。目安を表すために使うのがpips(ピプス)という単位です。

FXでは利益も損失もpipsという単位で表す

FXでは日本円だけでなく、様々な国の通貨でトレードを行うので、どの通貨でも統一して呼べる単位が必要です。それがpips(ピプス)です。

pipsはFXで使われる通貨の値幅(値段の幅)を示す単位の一つです。

pipsは値幅の単位

たとえば1pipsは日本円では0.1銭(1円の1/10)アメリカのドルでは0.01セント(1ドルの1/100)と同じです。

「10pips(1円分)勝った」

「100pipsで(10円分)損切りした」

というように使います。

 

続いてトレードスタイル別の損切り目安を解説していきますね。

 

スキャルピングとデイトレードの損切りライン

スキャルピングは5pips

スキャルピングでは短いスパンでトレードを繰り返します。大きな利益を狙うことなく、10~20pips小さく利益を積み重ねていくため、5pipsで損切りをしましょう。

スキャルピングは一日に10回~100回行うこともあります。ゆっくりと時間をかけて損切りするのではなく、すぐに損切りをして、再度利益を狙いにいきましょう。

デイトレードは10pips

デイトレードでは10pipsで損切りを行いましょう。

なぜなら、デイトレードは1日の間に50pips~100pips位の利益を取りにいくスタイルだからです。

10pipsで損切りを行う理由は、デイトレードでは通貨の値段がすぐに思った通りに進むことは少なく、一度は含み損に耐える必要があるからです。

ですが、通貨の値段がいつまでも思った通りにならない場合は、損切りをします。そのラインが10pipsとなります。

 

スイングトレードと長期トレードの損切りライン

スイングトレードは50pips

スイングトレードはデイトレードよりも大きな50pipsが損切りラインです。

スイングトレードでは数日から数週間かけて、100~数百pipsという、とても大きな利益を狙いに行きます。

数日間、通貨の価格が動き続けるので、思った方にいくこともあれば、その逆も必ずあります。

ですので、損切りラインを大きくとり、通貨の価格が思った方に向かうまでじっと耐える必要があります。

長期トレードは100pips

長期トレードでは数百pipsというスケール感で損切りを行います。

FXでは通貨の売買で利益を得る、為替差益がメジャーです。しかし、長期トレードではスワップポイントという稼ぎ方を利用します。

スワップポイントで利益を得る場合、すぐに損切りをする必要がないために、損切りラインも大きくなります。

スワップポイントについては「【初心者向け】FXのスワップポイントとは?いまさら聞けない超基本」にて分かりやすく解説しています。

損切りでリスクをコントロール

損切りで大事なのは傷(リスク)を浅く(コントロール)することです。もっともダメなのは「まだ上がるかも?」とズルズルと損切りを先延ばしにしてしまうことです。

損切りの敵は期待

勝っているFXトレーダーは予想を立てるのが上手いのはもちろんですが、正しく損切りが出来る人です。

逆に負けているFXトレーダーは、損切りが出来ず損失が膨れます。また、たまに勝ったとしても、損失の方が大きくなってしまいます。

次のトレードへ向けてしっかり損切り

FXの損切りは、次のトレードで大きな利益を得るための費用と考えてください。

正しい費用を支払い、支払った費用よりも大きな利益を得ることが、FXで大切なことです。

損切りでリスクをコントロールすることで、FXで継続的に利益を得ることができます。

そのためには「まだ上がるかも?」という感情を捨て、機械的に損切りを行う必要があります。

損切りは自動的に行う

トレードを行う際に「ストップ注文」もしくは「逆指値注文」という、損切りをするべきラインに達したら自動的に損切りできる仕組みがあります。

ストップ注文で機械的に損切り

FXでは通貨が今いくらなのかをレートという言葉で表します。

現在のレートよりも望んだ方向へ進めば「有利なレート」望まない方向なら「不利なレート」と呼びます。

ストップ注文という仕組みは、不利なレートへ向かった時に効果を発揮します。

たとえば、1ドルが100円のときに、ドルの価値は上がると思い「買い」でトレードを始めた場合。1ドルが90円になると10円の損失になってしまいます。

買いでトレードをはじめる

このあとはもしかしたら、1ドルが80円になって20円の損失になってしまうかもしれません。

さらに1ドルが50円になって、50円の損失になってしまうかもしれません。

予想では上がると思ったのに、実際は下がってしまったので、損切りをする必要がありますよね。

このときに、「1ドルが90円になったら決済する」ということを注文しておけば、決済を自動的に行ってくれます。

ストップ注文は「まだ上がるかも?」と思ってしまう人に、機械的な損切りをしてくれる便利な注文方法です。

注文方法については、FX会社によって操作画面が違うため、利用中のFX会社のヘルプやQ&Aをご覧ください。

利益と損切りの関係

利益は損切りとは逆に、いかに大きく伸ばすことが出来るかが大切になってきます。

FXでは予想があたっても、小さな利益で利確(利益を決済すること)してしまってはトータルで負けてしまいます。

FXで大切なのは、損小利大といって、損を小さくし、利益を大きくすることです。

そのためには損切りと同じように、利確をいくらにするのかも、併せて考える必要があります。

損失と利益のバランスを1:2にする

損切りラインが50pipsの場合は、利確ラインを100pipsに設定しましょう。

こうすることで、一回勝てば100pipsの利益ですので、二回負けても100pipsの損失となり、損益をプラスマイナス0にすることができます。

バランスリスクリワードの

損益のバランスはFXではリスクリワードと呼ばれ、次のような形で表されます。

リスク(損失):リワード(利益)

「リスクリワードは1:2」という風に使います。

このリスクリワードを設定すると、10回トレードしたら場合に何回勝てばいいか、利益はどのくらいになるかなどを想定することが出来ます。

リスクリワード『1:2』のケース

ケース【1】5勝5敗の場合

リスクリワード5勝5敗のケース

・損切り回数は5回
50pips×5回=250pipsの損失

・利確回数は5回
100pips×5回=500pips

・損失=250pips
・利益=500pips

利益ー損益=最終損益

500pips-250pips=+250pips

リスクリワードを1:2にして、5勝5敗だった場合の最終的な損益は250pipsになりました。

では、3勝7敗だとどうなるのか見ていきます。

ケース【2】3勝7敗の場合

リスクリワード3勝7敗のケース

・損切り回数は7回
50pips×7回=350pipsの損失

・利確回数は3回
100pips×3回=300pips

・損失=350pips
・利益=300pips

利益ー損益=最終損益

300pips-350pips=ー50pips

こちらはー50pipsの損失です。

ケース【1】と【2】を比較してみると、リスクリワードが1:2の時に利益を出すには、4勝する必要があるということが分かります。

10回のトレードで4勝出来ない場合は、手法やリスクリワードを見直す必要があります。

リスクリワードを1:3、1:4と上げていくことで、少ない勝率でも一回の利益が大きくなるため、トータルで勝つことができるようになります。

しかし、思ったような大きな利益を取れずに、小さく利確することがあれば、トータルで負けてしまいます。

このリスクリワードのバランスについては、おすすめは1:2、もしくは1:3ですが、自分の勝ち方を研究して、自分に合ったバランスを探す必要があります。

勝つときは大きく勝つけれど、勝率が低ければ1:4、1:5と利益側を増やしましょう。

大きく勝てないけれど、勝率が高いのであれば、1:1.5、1:1.3と利益側を減らしましょう。

重要なのは、トータルで勝つにはどうすればいいかを研究する事です。

損切りは利益を得るための行動

FXで大変なのは大きく減ってしまった資金を元に戻す事です。

損切りは資金が大きく減らないために絶対にしなくてはならないことです。

では大きく資金が減らないために、一度の利益を少しでも大きくするために、なぜ損切りが必要か解説します。

たとえば100万円の資金があったとして、損切りを徹底していなかったせいで30万円失ってしまったとしましょう。その場合、資金は70万円へ変わります。

70万円から100万円の資金に戻るためには、当然30万円分勝たなくてはいけません。

ですが、ここで大事なのは、100万円の30%が30万円でも、70万円の30%は21万円にしかならないということです。

70万円を元の100万円に戻すには、43%増やさないといけません。

資金を減らすと元に戻すのは大変

100万円持っていて43%増やせば43万円になるところを、30万円しか稼げなくなってしまうのです。

きちんと損切りをできずに資金を大きく減らしてしまうと、同じ金額を稼ぐ労力がまったく変わってしまいます。

FX初心者が「まだ上がるかも……」という気持ちから、ズルズルと資金を減らす事は、とてもよくあることです。

決めた損切りラインを徹底して守りましょう。

トータルで勝つための損切り

トータルで勝つには、信頼できる「自分だけのトレードデータ」を作ることが必要です。

そのためには、感情や気分が一切入り込んでいない損切りが必要になります。

FXで稼いでいくなら、トレード数と勝敗のデータを取りましょう。

勝ったトレードでは、利益がどこまで伸びたかかも記録しておくとより良いです。

そのデータを見れば、自分のリスクリワードをいくつに設定すれば勝ち越せるかが見えてきます。

FXで全勝し続けている人はいません。誰でも必ず負けます。連勝することもあれば、連敗することもあります。

だからこそ、トータルで勝つ必要があります。

信用出来るデータこそが、FXの勝利への第一歩です。

適当に感情や気分で損切りをしていると、データを取る意味が全くありません。感情を抜き、機械的に損切りを行えるようになりましょう。

まとめ

この記事ではFXでは、いかに損切りが利益を出すために重要なのかを解説してきました。

損失を受け入れ、損切りをすることはもちろんですが、トレードスタイルによっても損切りの比率が変わることをお伝えしました。

どんなトレードスタイルであろうと、優秀な利益をたたき出しているFXトレーダーは、確実に損切りが上手です。

損切りができないと、あっという間に損失ばかりになってしまいます。

だからこそ、FX初心者には機械的に損切りをしてくれる「ストップ注文(逆指値注文)」がおすすめです。

損切りを機械的に行うことで、利益をいくら取ればいいのかという問題が見えてきます。

何回負けて、何回勝てるのか、そして買った時の利益はいくらなのかを考えることが大事です。

FXでずっと勝ち続けることは不可能です。誰でも必ず負けます。だからこそ、トータルで勝つにはどうしたらいいのかを考える必要があるんですね。

そのために、きちんと損切りをしたデータを集めておくことは、これからのFX人生で必ず役に立つものです。

まずは、徹底した損切りを覚えて、無駄な損失を無くしていきましょう。