こんにちは、FXBです。
FXは数ある投資の中でも、取引できる時間が長い投資として有名なのはご存知でしょうか?
この記事では、FXをできる時間と逆にできない時間を解説しています。
さらにFXをする時間帯や曜日によって、稼ぎ方や注意すべきポイントも変化するということをお伝えしていきます。
FXをする時間帯や曜日によっては、知らず知らずのうちに、大きな損をしてしまう可能性があります。
勝っているFXトレーダーほど、時間や曜日に注意したり、独自のルールを作って自分のお金を守れるようにしています。
この記事はFXができる時間のうち、4つの大きな時間帯の特徴や意味と、FX初心者がトレードするおすすめの時間帯を詳しく解説しています。
ではさっそく、FXができる時間について解説していきます。
FXができる時間とは?
FXは世界中のFX会社がインターネットで繋がっているため、FX会社が休む土日を除いた平日であれば、24時間いつでも好きな時間に行うことができます。
FXでは「東京時間」というように時間帯ごとに、地域名+時間に呼んでいます。
地域名がついた時間は、その地域でFXのトレードが活発になっているということを指します。
たとえば、東京時間であれば、東京や日本でのトレードが活発になっているということです。
その際、どこの地域が活発なトレードを行っているかによって、トレードされている通貨の種類にも違いがでてきます。
たとえば東京時間であれば、日本の通貨である「円」が活発にトレードされる傾向があります。
活発にトレードされるということは、それだけその通貨をトレードしたときに、利益を得られるチャンスが多くなるということです。
ですので、時間帯別の名称と、活発になる通貨の種類を知っておくことで、FXで利益を得られる可能性を上げることができます。
■そもそもFXのトレードとは?
FXは世界中の通貨を売買=トレードする投資です。FXでは通貨の売買で値動きが生じ、その際に発生する差額を利用して、利益を得ることができます。
FXでは「A通貨を売ってB通貨を買いたい人」と「逆にB通貨を売ってA通貨を買いたい人」が、インターネット上でトレードを行います。
たとえば、自分が円という通貨を持っていたら、誰かの持っているアメリカのドルという通貨と交換するのが、FXのトレードです。
実際には交換したのではなく、自分は円でドルを買って、相手はドルで円を買ったことになります。
そして、トレードが行われるたびに、通貨の価格が変動します。つまり、同じトレードでも、交換できる通貨の量が同じではないということです。
例
・1ドル=100円
・手持ちは100円
100円を1ドルと交換する
↓
1ドルが110円の価格に変動した
↓
持っていた1ドルは110円と交換できた
・10円の利益が得られた
FXでは、最初に交換したときよりも多くの円と交換できれば利益、少ない円としか交換できなければ損失になります。
ドルと円でトレードするときには「ドル円のトレード」と呼び、この2種類の通貨をセットにしたものを「ドル円の通貨ペア」と呼びます。
同じ通貨ペアでトレードを希望する人と、二人を繋ぐFX会社が動いていれば、FXは24時間いつでも行うことができます。
FXで利益を得るトレードの意味が難しく感じたら「FXで利益が得られる仕組みがよくわかる記事」で分かりやすく解説しているので、ぜひご覧ください。
時間帯別の特徴と意味
FXでは一日を、トレードが活発な地域別に分けています。
あくまでも、活発な地域であって「東京時間だったら東京でしかFXが行われていない」ということではありません。
FXは世界中で行われているため、時差によって活発になる地域が変化し続けています。
重要なことは、ただ時間帯につけられる名前(地域名)だけが変化するということではないということです。
トレードが活発な地域によって、トレードされる通貨の種類や、値動きの癖なども、同様に変化します。
FXの時間帯は大きく分けると、次の4つに表すことができます。
- オセアニア時間|6時~8時
- 東京時間|8時~15時
- ヨーロッパ時間|15時~21時
- ニューヨーク時間|21時~6時
それでは、それぞれの時間帯ごとに、どのような時間なのか、意味や特徴を解説していきます。
オセアニア時間|6時~8時
オセアニア時間はFXを行っている人が少なく、ほとんどトレードが行われていないため、値動きの少ない時間帯です。
FXは値動きが大きいほど利益を出しやすい投資です。なので、値動きの少ない時間では、短時間で大きな利益を得るのは難しくなります。
普段は値動きの少ないオセアニア時間ですが、月曜の朝だけは注意が必要になります。
なぜなら、通貨の価格は、テロや自然災害などの大きな出来事によって、とても大きく変動することがあるからです。
そして、土日はFX会社が休みのため、土日の間に通貨の価格に影響のある大きな出来事(テロや大災害)が起きても、値動きが起こりません。
大きな出来事が通貨の価格に影響を与えるのが、土日の休みを挟んだ、月曜の朝のオセアニア時間です。
月曜の朝のオセアニア時間には、急激に通貨が値動きをしたり、予想した通貨の値動きとは真逆の結果になる事があります。
月曜の朝のオセアニア時間には注意をしましょう。
初心者のうちは、金曜日の夜にトレードをやめておくのがおすすめです。
東京時間|8時~15時
日本やシンガポールを含めたアジア圏が活発になる時間帯です。
日本人に馴染みの深い「円」に絡んだ通貨ペアが多くトレードされることで、円の値段が大きく変動します。
アメリカのドルと日本の円の通貨ペア(ドル円)以外の通貨ペアには、円とポンド(イギリス)のポンド円や、円とユーロ(ヨーロッパ)ユーロ円などがあります。
円と別の国の通貨のトレードが活発になることで、円の値段が上下します。
そのため、東京時間では円の絡んだ通貨ペアをトレードすることで、利益を得られるチャンスが多くあります。
ヨーロッパ時間|15時~21時
ヨーロッパ時間では、ユーロやポンドという通貨が活発なトレードを行われます。
ヨーロッパ時間の中でも、ロンドンがトレードの中心になる17時からは、ユーロやポンドが特に多くトレードされます。
そのため、ユーロやポンドを絡めたトレードを行うと大きな利益を狙うことができます。
ヨーロッパ時間は、東京時間とニューヨーク時間の間にあり、東京・ヨーロッパ・ニューヨークの全ての人が参加する時間となります。
そのため、一日の中でもっとも参加者が多い時間帯となり、同時にさまざまな国の通貨のトレードが活発になります。
ニューヨーク時間|21時~6時
ヨーロッパ時間の次にトレードが活発な時間帯です。
世界一の経済大国であるアメリカの経済指標が発表される時間と重なるため、アメリカの経済状況や、災害・テロなどの情報によって、大きく通貨の価格が変動する事があります。
■アメリカの経済指標とは?
アメリカの経済が今どういった状況なのかを表す指標です。
経済指標の発表により、不安や期待を感じた人が通貨を大きくトレードすることがあり、通貨の価格が乱高下することがあるので注意しましょう。
経済指標はアメリカだけでなく、多くの国が発表しています。通貨の価格が思わぬ値動きになることが十分予想されるため、できるだけチェックするようにしましょう。
主要国の経済指標発表は次のようなサイトで調べることができます。
FX初心者におすすめの時間帯
FX初心者が通貨の値動きがないときに、大きな利益を狙うのは難しいです。
ですので、FX初心者はまず、通貨が活発に値動きをしている時間帯にトレードを行うようにしましょう。
FX初心者がトレードを行うのにおすすめなのは、次の時間帯です。
- ヨーロッパが活発になる17時~19時
- アメリカが活発になる21時~2時
さっそくそれぞれの時間帯の特徴を解説していきます。
ヨーロッパが活発になる17時~19時
FXにはトレンドと呼ばれる、通貨の価格変動が一定期間上昇し続ける・下降し続ける・横這い(よこばい)し続ける、3種類からなる大きな流れがあります。
それぞれ、上昇トレンド・下降トレンド・横這い(レンジ)などと呼ばれます。
トレンドに乗ってトレードをすることで、FX初心者でも大きな利益を狙うことができます。
■ヨーロッパ時間のトレンドがおすすめな理由
ヨーロッパ時間の前の時間帯である東京時間でも、トレンド自体は形成されますが、あまり大きなトレンドにはなりません。
そして、東京時間のトレンドは、ヨーロッパ時間に入ると消えてしまうことがあります。
たとえば、東京時間中にドル円がずっと上昇トレンドであっても、ヨーロッパ時間に入ると下降トレンドへ変わってしまうことがあるということです。
比べてヨーロッパ時間はトレンドが継続しやすく、大きなものになっています。
ですので、FX初心者はトレンドを感覚で掴みやすいヨーロッパ時間以降でトレードを行うことがおすすめです。
トレンドは上手に乗ることで、大きな利益が見込める、とても便利かつ有効な考え方です。
しかし、突然トレンドが上昇から下降へ移ることもありますので、今はどういう流れなのかをしっかりと判断する必要があります。
トレンドについてもっと詳しい情報は「FXのトレンドは3種類!見分け方と買い時を徹底解説!」にて、FX初心者にも分かりやすく解説しています。
ぜひご覧ください。
ニューヨークが活発になる21時~2時
ヨーロッパ時間で発生していたトレンドが落ち着き、また別のトレンドが動き出すことが多いのが21時です。
21時~2時の間は、プロのトレーダーなどが参加し、大きなお金が動くために激しい値動きが起こります。
ヨーロッパ時間のときと同じく、トレンドも発生するため、FX初心者でも利益を得るチャンスがあります。
■通貨の特徴や癖を覚える
ヨーロッパ時間、ニューヨーク時間のどちらにも言えることですが、通貨の動き方に癖や特徴があります。
まずはいきなりトレードするのではなく、通貨がどのような値動きをしやすいのか、時間帯によってどのような癖があるのかを観察しましょう。
通貨の特徴や癖の、考え方や受け取り方は人それぞれ変わってきます。それは次のように、どちらにも考えたり、受け止めることができるからです。
- 東京時間は通貨の値動きが少ないからトレードしにくい
- 東京時間は通貨の値動きが少ないからトレードしやすい
- ニューヨーク時間の通貨の値動きは一気に動くからトレードしにくい
- ニューヨーク時間の通貨の値動きは一気に動くからトレードしやすい
- ヨーロッパ時間の通貨の値動きは一気に動くからトレードしにくい
- ヨーロッパ時間の通貨の値動きは一気に動くからトレードしやすい
大切なのは、どの時間が自分にとって勝率が高く、利益が得やすいかを知ることです。
まずはじっくりと通貨の値動きを観察し、自分が稼ぎやすい時間帯を見付けましょう。
FXが出来ないタイミング
FXは基本的には、土日を除く平日なら24時間トレードが行えます。
しかし、一部の年間行事やFX会社のメンテナンスが行われている場合は、トレードを行えません。
一部の行事中はFXが出来ない
次のような行事中は、ほぼFXを行うことができません。
- クリスマス
- 大晦日~正月
このタイミングではFXを行えないことがあります。
クリスマス
日本ではクリスマスでもFXが行えます。しかし、海外のFX会社はクリスマスには休みをとるため、海外のFX参加者はほぼいません。
クリスマスでもFXは行うことが出来ますが、海外の参加者がいないために、利益を得るのに十分な値動きが期待できません。
ですので、クリスマスはFXを休みにすることをおすすめします。
大晦日~正月
日本や海外の多くのFX会社が休みとなるため、FXはお休みするのが一番です。
年末年始の休業日は、FX会社によって異なるため、自分が使っているFXがある場合は必ずいつまで休業するのかチェックするようにしましょう。
メンテナンス中はFXはできない
FX会社のシステムメンテナンス時間も取引を行うことができません。
メンテナンスの時間はFX会社ごとに異なっていますが、トレードが活発でない時間である早朝に行うことがほとんどです。
もし、早朝にトレードを行うの場合、事前にFX会社のQ&Aなどに目を通し、メンテナンスの時間を確認すると良いでしょう。
まとめ
FXは土日を除いた24時間行える投資です。
しかし、勝つためにFXを行うときには、時間帯ごとに存在する癖や特徴を把握する必要があります。
一例ですが、次のような癖や特徴があります。
・オセアニア時間
基本トレードに不向き。月曜の朝に急激な値動きの可能性あり。
・東京時間
円を絡めたトレードが活発化する。アジア圏の人が相場のメイン参加者。
・ヨーロッパ時間
ユーロやポンドを絡めたトレードが活発化する。世界中の人が参加しているため、あらゆる通貨がトレードされる。
・ニューヨーク時間
ドルを絡めたトレードが活発化する。アメリカの経済指標が発表されると、一気に通貨の価格が動くため注意が必要。
FXは基本的には24時間いつでも投資が行えますが、クリスマスと元旦はFX会社が休むためFXが行えません。
短い時間の上、早朝に行われるため、あまり気にする必要はありませんが、FX会社のシステムメンテナンスの時間も同様に、FXを行うことが出来ません。
FXは参加するだけならとても簡単な投資です。しかし、誰でも勝てる投資という訳ではありません。
ぜひ、時間帯ごとに変わるFXの癖をとらえて、稼げる投資にしていきましょう。