こんにちは、FXBです。
FXをするときには、いくつかの手数料がかかることを知ってましたか?
この記事ではFXを始めるのにいくらお金がかかるのか、始めた後はどういった手数料があるのかを解説します。
手数料を気にせずにFXをすると、知らない間に損をしてしまうことがあります。
その逆に、上手く手数料を抑えてFXを行うことで、少しでも利益を積み重ねることができます。
この記事はFXの手数料の話を通して、あなたのFXが少しでも損の少ないものになれるよう、役立てるものになっています。
ではさっそく解説していきます。
FXの手数料には何がある?
FXの手数料は大きく3つに分けることが出来ます。
1.初期手数料
2.トレード手数料
3.勝つための手数料
1.初期手数料
FXを始めるためには、FX業者に登録作業を行い、FX業者の中に口座を開いたり、FXの資金を入金する必要があります。
その際にかかるのが初期手数料です。
2.トレード手数料
実際にFXを行うと、トレードのために決まった金額が手数料として必要になります。
この手数料はFX業者によって、いくらの手数料がかかるのかが変わってきます。
3.勝つための手数料
FXを当たるか外れるかの、ギャンブルにしないための手数料というものがあります。
FX初心者のうちに、この考え方を学んでおくことで、大きな損を避け、しっかりと利益を積み重ねられるようになります。
まずはFXでかかる初期手数料から解説していきます。
FXを始めるための手数料はゼロ
FXは初期にかかる費用はほとんどありません。
FXは様々な業者で扱われている金融商品の一つです。
そのため、FX業者同士のサービス競争が進み、様々な手数料が無料化されています。
FXを始めるにあたって、手数料無料で行えることには次のようなものがあります。
1.口座開設・口座維持
2.口座への入金
3.実際の取引
それぞれ詳しく解説していきます。
口座開設・口座維持
ほとんどのFX業者では、口座開設にかかる手数料はゼロ円になっています。
むしろ、キャッシュバックキャンペーンと言ってFX資金をもらえることがあります。
キャンペーン中に初めての口座を開設して、少しFXを行うといくらかのお金をプレゼントしてくれるというものです。
キャッシュバックキャンペーンは様々な業者で頻繁に行われています。
キャンペーンは「(気になる業者名)+キャンペーン」と検索すれば探すことが出来ます。
例えば「GMOクリック証券+キャンペーン」で検索すると、次の画像のような結果になりました。
(2019/09/05現在)
「キャンペーン・特典情報 | サービス一覧 – GMOクリック証券」をクリックしてみると、次のようなキャンペーンを見付けることが出来ました。
FXの口座を開設して、取引を行うことで、最大3万円のキャッシュバックが受けられるキャンペーンです。
このように、口座開設には手数料がかからず、むしろキャッシュバックをしてくれる業者も少なくありません。
FXで稼いでいくのに、資金は多ければ多いほど有利です。
無料だからといってすぐに口座を開設せず、キャンペーンを一度調べてみましょう。
入金手数料
入金手数料も基本無料がスタンダードになっています。
FX業者に入金する際は、通常の振込形式と、クイック入金という二つの仕組みがあります。
■通常の振込の場合
あなたが利用中の銀行から、FX業者へ振込を行うことで入金をすることが出来ます。
その際の振込手数料は自分で負担する必要があります。
振込→確認→入金反映の順番で進むため、入金後の反映までにタイムラグがあります。
■クイック入金の場合
利用しているFX業者のサイト内で、振込作業を行うのがクイック入金です。
24時間いつでも、入金手数料が無料なのが特徴となります。
銀行の残高分だけ常に入金を行えるので、突然入金したくなった場合などにも、とても便利な仕組みです。
しかし条件として、FX業者が提携している銀行の口座を使用し、かつ、インターネットバンキングを契約している必要があります。
インターネットバンキングとは?
スマホやパソコンから、24時間いつでもどこでも残高照会や振込が出来る、インターネットを利用した仕組みです。
FXの場合、クイック入金を行うためには、今お使いの銀行のインターネットバンキングの契約を行っている必要があります。
銀行ごとにインターネットバンキングの契約の方法は違います。詳しい方法は、ご利用中の銀行へお問い合わせください。
クイック入金を採用しているFX業者は、様々な銀行からインターネットバンキングを利用して、入金できるようになっていることが多いです。
しかし、銀行自体がFX業者の場合は、運営母体の銀行からのみ、クイック入金を受け付ける場合があります。
たとえば、ジャパンネット銀行・じぶん銀行・新生銀行などは、銀行がFXを扱っているため、自分の銀行からしかクイック入金ができません。
逆に、多くのFX業者と提携している銀行は次の5つです。
- ゆうちょ銀行
- 楽天銀行
- 住信SBIネット銀行
- 三菱東京UFJ銀行
- みずほ銀行
しかし、全てのFX業者と提携している銀行はありません。
自分がクイック入金を利用してFXを行う場合、事前に使用中の銀行が対応しているのか確認しましょう。
取引手数料
FX業者の多くは取引手数料を無料に設定しています。
ただし、一部業者のみ特殊な取引手数料を設定している場合があります。
■特殊な手数料設定
FX業者が独自の取引方法を設定している場合は、別途取引手数料が設定されている場合があります。
この場合も通常の取引方法では手数料が無料になるケースがほとんどです。
FXを始めるまでにかかる手数料は、過激なサービス競争が行われ、ほとんどの会社でゼロ円になっています。
ここからは、実際にFXを行ったときにかかってくる手数料の解説をしていきます。
さっそく、どのような手数料があるのか解説していきます。
FXを行うときにかかる手数料
FXを行うと必ずかかる手数料がスプレッドと呼ばれるものです。
そして、かかる可能性がある手数料が、スリッページと呼ばれるものです。
FXでは多くの手数料が無料になっていますので、このスプレッドが、FX業がの利益になっています。
スプレッドは取引のたびに必ず発生する手数料なので、実質としては「取引手数料」と考えても問題ありません。
必ずかかる手数料:スプレッド
取引を行う際に、必ず発生する手数料がスプレッドです。
FXでは世界の通貨を売買する=トレードすることで利益を得ることができます。
しかし、その際には実際の通貨の価格に加えて、スプレッド分を足した、やや不利な状態で通貨を購入することになります。
スプレッドについて、実際の購入画面を見ながら解説していきます。
画像はアメリカのドルと日本の円でFXを行おうとしている場面です。
ASK(アスク・買い値)の場合は106.961円で取引を開始出来ます。
BID(ビッド・売り値)の場合は106.958円で取引がスタートできます。
1ドル分を取引した場合、買ってすぐ売ると、0.003円(0.3銭)の差額分が損になります。
実際に1ドルを買って、すぐに売ってみると次のような流れになります。
1ドルを106.961円で買う
↓↓↓
1ドルを106.958円で売る
↓↓↓
106.961ー106.958=0.003
1ドルを買ってすぐ売ると0.003円(0.3銭)が確実に損になります。これがスプレッドです。
とても小さい差額に感じるかもしれませんが、FXでは1ドル分の取引ではなく、1万ドル分の取引をすることが多いので、実際は1万倍になっています。
1万ドル分の取引だと、次のように書き直すことが出来ます。
ASK(買)の場合は1069610円で取引出来ます。
BID(売)の場合は1069580円で取引ができます。
1万ドル分を取引した場合、買ってすぐ売った時の30円が差額分の損になります。
もしかしたら30円と聞いても、少なく感じるかもしれまん。ですがスプレッド分は勝たなければ、必ず損をしています。
特に一日に百回以上の売買を行う場合などは、スプレッドだけでも数百円~数千円になります。
しかし、スプレッドをゼロ円することは現状では不可能です。
ですので、スプレッドは実質的な手数料と考え、なるべく抑えるようにしておきましょう。
スプレッドが小さい会社一覧
スプレッドは会社によって大きく価格が違うことがあります。
一番おすすめなのは、ドル/円のスプレッドが0.3銭という業者です。
ドル/円というのは「ドルと円を取引します」ということを表現したものです。
その取引の際に、0.3銭のスプレッド(実質的な取引手数料)がかかるというわけです。
ドル/円のスプレッドを0.3銭に設定している、主なFX業者は次の通りです。
スプレッドはドル/円で0.3銭というのがスタンダードです。しかし、もっと高いスプレッドを設定している業者も存在します。
ではなぜ、スプレッドの価格は、なぜ業者によって変わってくるのでしょうか。
業者ごとのスプレッドの価格の違いは、約定力と呼ばれる「今この価格で買いたい!」という力によって変化することがあります。
たとえば、1ドル=100円で買ったとしても、注文が上手く通らなければ、1ドル=101円で買うことになるかもしれないということです。
この、注文時の価格と、購入時の価格がズレることを「注文が滑る(すべる)」と呼びます。
隠れた手数料:スリッページ
スリッページとは「注文時の価格とは違う価格で注文が通ってしまったこと(注文が滑ったこと)」を指します。
スリッページが起きると、次のようなこと価格のズレが起こります。
注文時価格|1ドル=1000.000円
↓↓↓
スリッページが起こる
↓↓↓
購入時価格|1ドル=100.020円
このスリッページが起きることで、自分が予想していた価格で注文が通らなくなってしまいます。
すると、本来得られた利益が減ってしまったり、損をしてしまうことがあります。
スリッページは起こらなければ起こらないほど良いものです。
なぜなら、自分が思った通りに注文が通らないということは、想像していなかった損をする可能性があるからです。
例えば、次のような状況の場合です。
注文時価格|1ドル=100.000円
注文時予想|1ドル=100.010円になる
(予想が当たれば利益が得られる)
↓↓↓
購入時価格|1ドル=100.010円
このように、本来得られたはずの利益を逃すことになってしまいました。
スリッページは起こらないに越したことはありません。
ではスリッページを防ぐにはどのような対策があるのか、解説していきます。
■スリッページ対応策
スリッページはFX業者の注文処理能力が弱いときに起こります。
ですので、注文をすぐに処理してくるFX業者を利用する事で、スリッページをなるべく防ぐことが出来ます。
この注文をすぐに処理してくれることを言い換えると「意図した価格・タイミングで取引を行ってくれる力」と言えます。
そして、その力を「約定力」と呼びます。
この約定力の高いFX業者を見つけるのに、一つの指針となるのが「取引高」です。
多くの人が取引を行っていることは、問題が少なく、快適なFX環境を提供していることの裏付けになります。
その中で、GMOクリック証券は7年間連続で、取引高世界一を記録しています。
GMOクリック証券は約定力が高く、スリッページが少ないと言えるでしょう。
FXで勝つための手数料
FXは一回の勝負で勝ち負けを決めるのではなく、トータルで勝つ必要がある投資です。
そのためには、負けを認めて損を受け入れる必要があります。
見える手数料のスプレッド、見えない手数料のスリッページ、と解説してきましたが、最後に勝つための手数料として「損切り」というものがあります。
損切りという勝つための手数料を、きちんと支払えるか出来るかどうかが、トータルで勝つことが出来るかを決めます。
損切り
損切りとは、「損を受け入れて、取引を終えること」です。
FXは取引を行ってから、取引を終えるまでに、一時的な損をすることがあります。
この損を「含み損」と呼びます。
含み損は、通貨の価格が変動していくなかで、利益に変わる可能性も持っています。
ですが、予想を外して含み損が出来てしまった場合、損がドンドン大きくってしまうかもしれません。
そんな時に、一度損を受け入れて、損が小さいうちに取引を仕切りなおすのが損切りです。
損切りが出来ない人は、勝つための手数料が払えない人になってしまいます。
損切りの具体的な方法や考え方は「FX初心者が知っておきたい勝つための損切りを徹底解説!」にて、FXをやったことがない人にも分かりやすく解説しています。
損切りが出来ないと、損ばかり膨らみトータルで勝つことは不可能です。FXを始める前にぜひご覧ください。
まとめ
FXの手数料はどのようなときに、どれくらいかかるものなのかお話しさせていただきました。
FXを始めるのにかかる手数料は、FX業者のサービス競争で無料化が進み、今では逆にお金をプレゼントしてくれるキャンペーンまで行われています。
実際にFXを行ったときには、スプレッドが取引ごとに手数料としてかかってきます。
そして、取引を行った瞬間に、注文が上手く通らないスリッページが、見えない手数料として発生することがあります。
スリッページを避けるには、取引量が多い業者=多くの人に良いFX環境を提供している業者として、GMOクリック証券をおすすめしました。
最後に、勝つためには損切りという手数料を支払う必要があることをお話ししました。
FXは始めるための手数料がとても少ない、手軽に始めることができる投資です。
もし、あなたが今「FXってどこから勉強したらいいの?」と思っているなら、こちらの「FX初心者が「最速で稼ぐ勉強法」要点はたった3つ!」をご覧ください。
FXを理解するための、基礎知識と簡単な用語集がセットで覚えられるようになっています。
FXで稼ぐことは夢物語ではありません。きちんと勉強することで、FXをあなたの人生において有益な投資にしてきましょう。