こんにちは、FXBです。
FXについて勉強していて「移動平均線」という言葉を目にしたことがありませんか?
移動平均線はテクニカル分析と呼ばれる、過去の値動きから未来の値動きを予想する分析法の一つです。
移動平均線は日本だけでなく世界中のトレーダーが、これからの値動きを予想するために利用している、とても優れた分析法になっています。
もし、あなたが次のようなことを「あるある!」と感じるなら、移動平均線を学ぶことでFXで勝てる可能性を高められます。
- 自分がトレードを始めると、想像と逆の結果にばかりなるのはなんでだろう?
- 上がり調子だと思っていたのに、トレードを始めたら急に値下がって損をしてしまった
- 明らかにもっと上がりそうなのに、いまいち上がらず利益が少なかった
そのような気持ちを感じたことがあるならば、移動平均線を利用することで未来の値動きをしっかりと予測し、利益を取りやすいチャンスを知ることができたり、勝ちやすいタイミングを手に入れることができます。
FX初心者にとっての移動平均線は、未来の値動きを予測していく上で、かならず使うべき分析と言ってもまったく過言ではありません。
分かりやすく、使いやすく、さらに信頼性も高いのが移動平均線です。ぜひ使いこなしてください。
FX初心者が移動平均線を使うべき3つの理由
FXのチャート画面には、ローソク足チャートと呼ばれる通貨の値動きを表す画面が表示されています。
ローソク足チャート自体も便利なものなのですが、さらに過去の値動きの推移を折れ線グラフとして表すことができるのが移動平均線です。
ローソク足チャートが分からなければ「そもそもローソク足チャートとは何か」にて解説しているのでぜひご覧ください。
移動平均線を使うということは、ローソク足チャート上に、移動平均線を表示させることを指します。
移動平均線を利用する理由には、主に次の3つの理由があります。
- 分析することで未来の値動きを想像できる
- 移動平均線で値動きの勢いを計れる
- 現在のトレンドを視覚的に見れる
FXで予測を立て、利益を得るためには欠かすことのできない要素を、一目で分かるのが移動平均線の便利なところです。
それでは、3つの理由の解説へ移ります。
1.分析することで未来の値動きを想像できる
移動平均線を使うことで、ローソク足チャートだけでは想像しにくい、未来の値動きの流れを簡単に想像することができます。
たとえば、次の画像のような移動平均線が出ていた場合は、どのように予測を立てることができるでしょうか?
ローソク足チャート上では上下を繰り返しつつも、移動平均線を見ると通貨価格は上昇傾向にあることが読み取れます。
また、移動平均線から大きく離れた位置にローソク足がある場合は、移動平均線上に戻ってくる可能性を考えることができます。
FXで予測を立てるときには、予測が当たる可能性の高い根拠が必要になってきます。
移動平均線を使って未来を想像することで、当たる可能性の高い根拠の一つを作ることができます。
2.移動平均線で値動きの勢いを計れる
移動平均線が急激に上昇・下降している場合、急激な値動きが起こっていることが読み取れます。
上昇・下降の角度が急なほど、大きな値動きになります。
また、ローソク足チャート上では上下を繰り返している状態で、移動平均線が横ばいに進むことがあります。
この状態は指定期間中に激しい値動きはあるものの、一定の方向へ値動きが進み続けなかったことを表します。
値動きが同じ方向へ向けて勢いがあるということは、勢いのある方向へトレードを行えば利益を得られる可能性が高いです。
逆に、値動きが上下を繰り返している場合は、トレードを始めた瞬間、予測と反対の値動きになる可能性が高いため、トレードをするべきタイミングではありません。
3.現在のトレンドを視覚的に見れる
FXにはトレンドと呼ばれる大きな流れがあり、トレンドを上手につかむことが、負けにくく、利益を伸ばす鉄板の手法です。
トレンドとは「一定期間内で価格が一定方向へ進み続けている状態」です。
トレンドは一定期間続いたあと、かならず別の方向へ転換します。通貨の価格がずっと上昇することも、ずっと下降することもありません。
FXで利益を得るために必要なこととして次の3つを覚えておいてください。
- トレンドがなければトレードはしない
- トレンドにはなるべく早く乗る
- トレンドが消滅する前にトレードを終える
トレンドがなければトレードはせず、トレンドをなるべく早く見つけ、トレンドが消滅するまえにトレードを終わらせることで、できるだけ多くの利益を得て、負けを減らすことができます。
トレードを行うために必要な勝てる根拠として、トレンドはとても大切な考え方です。
移動平均線を見れば、今のトレンドをすぐに把握することができます。
移動平均線を使った戦略とは
移動平均線は1本だけではなく、2本使うこともできます。複数の移動平均線を使うことで、さらに多くの当たる可能性の高い根拠を手に入れることができます。
移動平均線とは「指定した期間内の平均価格を線でつなげた線グラフ」です。なので、指定する期間を変更することで、短い期間だったり長い期間の平均価格を知ることができます。
たとえば、5日間の移動平均線を使うと、次のようになります。
過去5日間の価格を合計して、5で割った数値が、画面に表示されます。
前日の数値は、前日から見て過去5日間の価格を合計して、5で割った数値になっています。
計算された数値を線でつないでいくことで、そのときそのときの過去5日間の平均額を一目でわかるようになっています。
今回は5日間分で計算しましたが、100日、200日などの長い期間でも移動平均線は表示させることができます。
複数の移動平均線を利用する場合は、短期、中期、長期間に分けて使います。
短期の移動平均線の場合、移動平均線はローソク足チャートをなぞるような、上下に激しく動く線になります。
長期の移動平均線の場合、移動平均線はローソク足チャートをなぞらず、通貨の長期的な平均的な価格を色濃く反映した線になります。
中期の移動平均線は短期と長期の特徴を足して2で割ったような線になります。
続いて短期、中期、長期の移動平均線の中で、短期と長期の移動平均線を利用したとても有名な予測の立て方を解説します。
ゴールデンクロス・デッドクロス
長期の移動平均線と短期の移動平均線が交わることをゴールデンクロスとデッドクロスと呼びます。
ゴールデンクロスの場合は、長期の移動平均線を短期の移動平均線が下から上へ抜けることです。
デッドクロスの場合は、長期の移動平均線を短期の移動平均線が上から下へ抜けることです。
長期の移動平均線を短期の移動平均線が抜ける(交差・クロス)することで、トレンドや相場が転換したと読み取ることができます。
トレンドや相場の転換というのは「今までの通貨の価格よりもこれからの価格は高く(安く)なりそうだ」と多くのトレーダーが感じている状態です。
ゴールデンクロスとデッドクロスはトレンドや相場の転換を表していて、当たる可能性の高い根拠として、多くのトレーダーが利用しています。
そのために、実際にゴールデンクロスとデッドクロスが起きた方向へと売りや買いが集まり、通貨の価格が上昇・下降していきます。
毎回かならず画像のようになるわけではありませんが、当たる可能性が高い根拠として、ゴールデンクロスとデッドクロスは有効に働きます。
移動平均線と価格差
ローソク足チャート状に表示した移動平均線と、現在の価格が大きく離れている場合、現在の価格は移動平均線上に戻ろうとする動きを見せることがあります。
移動平均線を重視しているトレーダーの数はとても多いです。
もし、あなたが移動平均線を使っているときに、あまりにも現在の価格と移動平均線が離れていたらどう感じるでしょうか?
- 今の価格は高すぎるから、移動平均線の価格まで下がるかもしれない。
- 今の価格が安すぎるから、移動平均線の価格まで上がるかもしれない。
このような気持ちになるかもしれません。
多くのトレーダーも同じように考えた場合、価格は移動平均線上に戻るような動きを見せることがあります。
FXは多くのトレーダーたちの不安や期待が価格を決め、チャートを作り上げていきます。
移動平均線は多くのトレーダーが利用している、もっともポピュラーなテクニカル分析の一つだといわれています。
移動平均線と現在の価格のズレにある心理を考え、利益を狙うこともできます。
グランビルの法則
ゴールデンクロスとデッドクロスや、移動平均線と価格差を含め、さらに分かりやすく分析したのが、移動平均線を利用した最も有名なトレード手法の「グランビルの法則」です。
グランビルの法則は相場の原理原則とも言われ、相場というものがどういう動きをするかを知るためにも有効な考えかたです。
グランビルの法則では売り・買いそれぞれ4パターンのエントリータイミングがあります。
それぞれ解説していきます。
- 買いパターン1:横ばい、下降していた移動平均線が上を向いたタイミングで、現在の価格が下から上へ抜ける
- 買いパターン2:移動平均線は上向きのまま、価格が大きく下落後
- 買いパターン3:移動平均線よりも高い価格が、平均線と触れて反発
- 買いパターン4:移動平均線が下向きの状態で、価格が大きく下落後
売りの場合は買いの考え方を上下反転させたエントリータイミングになります。
- 売りパターン1:横ばい、上昇していた移動平均線が下を向いたタイミングで、現在の価格が上から下へ抜ける
- 売りパターン2:移動平均線は下向きのまま、価格が大きく上昇後
- 売りパターン3:移動平均線よりも低い価格が、平均線と触れて反発
- 売りパターン4:移動平均線が上向きの状態で、価格が大きく上昇後
グランビルの法則に基づいてトレードをすることで、勝率がグンと伸びることもあります。
移動平均線を使う場合は、グランビルの法則を意識してトレードを行うようにしましょう。
予想通りに動かないダマシに注意
移動平均線は多くのトレーダーにとって、当たる可能性の高い根拠を与えてくれる便利な分析法です。
ですが、常に当たる確証があるわけではないことに、注意をしなければいけません。
テクニカル分析には、通称「ダマシ」と呼ばれる、予測と逆の値動きになる現象があります。
たとえば、ゴールデンクロスが出たときには、多くのトレーダーが買いを行うことで、通貨の価格は上昇すると予測します。
しかし同時に、ゴールデンクロスが出る前に買いをしておき、出現後に大きく売ることで利益を狙うトレーダーも存在します。
大きく売られることで、ゴールデンクロス直後に価格が急落すれば、不安になったほかのトレーダーも売りに走るかもしません。
そうなってしまうと、ゴールデンクロスが出たにも関わらず、短期的に急激な下落を見せることになります。
ダマシが存在しているため、ただゴールデンクロスが出たから、デッドクロスが出たからという理由でトレードを行うというのは、負ける可能性が高く危険です。
ダマシに引っかからないようにするには、複数の勝てる根拠を持つことが重要です。
勝てる根拠としておすすめなのが、マルチタイムフレーム分析という考え方です。マルチタイムフレーム分析については「【初心者必読】FXで勝つにはマルチタイムフレーム分析が必須」にて解説しています。
まとめ
移動平均線は現在の相場状態をパッと見て把握でき、未来の値動きを予測するのにも役立つ分析方法です。
- これから価格がどうなっていくのか?
- どれくらいの勢いで価格が推移しているのか?
- 価格の推移に方向性はあるのか?
このような点をすぐに把握できるのが、移動平均線を使う理由です。
また、移動平均線をつかうことで、ゴールデンクロス・デッドクロスという強い買い・売りのシグナルをつかむことができます。
さらに、グランビルの法則をつかい、エントリーするタイミングを知ることもできます。
とても便利な移動平均線ですが、かならずしも思った通りに値動きが起こるわけではありません。
移動平均線で利益を狙うトレーダーとは、逆の動きの利益を得たり、損切をするトレーダーが存在します。
多くの人がさまざまな思惑でトレードを行い、その結果が通貨の価格を決めています。
ですから、100%勝てるトレード方法は存在しません。
かならず、負けたときに損切をできるようになっておきましょう。
損切がうまくできなくて、損失が膨らんでしまう人は「FX初心者が知っておきたい勝つための損切りを徹底解説!」をご覧になってください。