FXの最大レバレッジは?国内のレバレッジでトレードすべき本当の理由

FX レバレッジ 最大

レバレッジとはFXにおける最大の魅力の一つです、初心者から上級者まで誰もが当たり前のようにレバレッジを掛けてトレードを行っています。とても便利なシステムです。

あなたは今、レバレッジ何倍でトレードしていますか?そしてFXにおける最大レバレッジについてご存知でしょうか?今この記事ページを開いているという事は、あなたは、最大レバレッジについて知りたいはずです。

もちろんこの記事には、あなたの知りたい情報、知っておくべき情報が詰まっています。

最大レバレッジについて知れば、これからのトレードでもプラスになり、収支や効率がかなりよくなります。

この後紹介していきますが、FXの歴史に触れていくと、その殆どがレバレッジに関する事です。

しかし今現在(20017年11月)国内のレバレッジに暗雲が立ち込めている事態だということをご存知でしょうか?最大レバレッジについて知りたいのなら、今まさに必ず知っておくべきことです。

この記事を読むことによって、最大レバレッジについて理解できるだけではなく、理解し、自分がどのような行動を取るべきか分かるようになります。

1.国内の最大レバレッジはいくらか?

2017年時点で、国内の最大レバレッジは25倍です。

しかしFX業者ごとに設けられた最大レバレッジは、それぞれ異なります。ですから、A社では、最大取扱いレバレッジは25倍までと定められていれば、25倍まで設定できます。逆にB社では、最大取扱いレバレッジは10倍までと定められていたら10倍までにしか設定できません。

一度、自分の使っているFX業者のHPで確認してみると良いですね。

レバレッジを最大に掛けるとなると、10万円あれば250万円、100万円あれば2500万円もの取引が出来るようになります。

例えば、株式取引では、3倍までしかレバレッジは掛けられないので、そこがFXの大きなメリットであり魅力の一つです。

これだけ見ればかなり大きな取引が出来るように見えるし思えますね、しかし、かつては国内のレバレッジは200倍や、400倍ものレバレッジが掛けられた時代がありました。

短い期間に一瞬にして資金を増やすことが可能な反面、一瞬にして資金を無くす方も多く、金融庁の監視が行き届くと、レバレッジの規制が入り、25倍までとなりました。

1-1.最大レバレッジが25倍に規制された理由

なぜ国内のレバレッジが25倍に規制されてしまったのかと言うと、ハイレバレッジでのトレードをする際

一瞬にして1~2円も動いた時の値動きに強制決済が間に合わず、資金以上の負債を抱えてしまう恐れがあるため、規制が行われました。

2008年頃に高いレバレッジを設定する業者が増え、ハイレバレッジでトレードをする投資家も増えていき、一瞬にして大金を手に入れたり、10万円を1億円にしたりと華やかな話題もある一方、一瞬にして資金を失ってしまったり、1億円が10万円にしてしまう人も多くいました。

FXでは、約9割の人が負けているのですから世に出回っている負け報告以外で、もっと損失を抱えた人も居るかもしれません。

そこで金融庁は、レバレッジの上限を定める規制に乗り出しました。

具体的に、2009年の「金融商品取引業等に関する内閣府令改正」により、個人のFX取引について、2010年8月1日からの1年間、経過措置としてレバレッジを最大50倍に、経過措置後の2011年8月1日以降、レバレッジを最大25倍までと決定したのです。

しかし、法人口座は、規制対象外で、今でも100倍や、200倍のレバレッジを掛けられます。(参考:FXレバレッジ規制25倍から10倍はいつから?)

1-2.今後の最大レバレッジ規制の可能性

2017年9月にニュースや新聞で確認した人も居ると思いますが、金融庁が新たに国内の最大レバレッジの規制を検討していると発表しました。

その規制内容とは、「レバレッジを25倍から10倍までに引き下げ」とのこと、これではFXの魅力が薄れてしまいますし、利益も今までより取りづらくなってしまいます。

そこでマネーパートナーズが平成29年9月28日に、規制について金融庁に確認してみたところ。

マネーパートナーズ

しかし、こういった規制は、多くのトレーダーを圧迫しようといった考えなどではないのです。

レバレッジを上げる事によってリスクも上がり、リーマンショックやスイスショックなどの予期せぬ大変動からの損失から投資家を守ると同時に日本での混乱を無くすための考えです。

それに加えて、もしその案が通ったとしたならば、来年の2018年にも実装する可能性があるようです。

もしそうなったとしたら、今現在国内のFX口座で取引をしている多くの投資家達が規制の対象ではない、海外の口座に流れてしまう事になってしまう可能性があります。

となると、国内のFX会社の利益が減少していと、どんどん業者の力が無くなりスプレッドなどの恩恵や投資家にとっての旨みが無くなってしまいます。

ですが回答に「手順を踏んで行うものであり」と書いてあるように、いきなり25倍から10倍に変わることではなく、7年前の様に、規制が可決されて、1年間経過措置を取るなどすると考えられます。

それと、国内のFXには店頭FX取引(一般のFX業者)取引所取引(お役所取引)の2種類あり、今回の規制では、業界全体で一律規制ではなく、取引所取引だけは規制対象外で、店頭FX取引だけ10倍に引き下げの対象にされる可能性が出てきました。

FXで取引所取引の許可業者は、「くりっく365」のみです、以前の規制前は、レバレッジや税制などで、店頭FX取引と取引所取引に差があり、取引所取引の「くりっく365」に魅力がありましたが、税率、レバレッジも規制により、店頭FX取引と取引所取引に違いがなくなったため利用する人も減っていましたが、10倍規制の対象外となり、25倍がそこでしか利用できないとなれば移行すべきです。

ですが、最低必要証拠金の引き上げなどの制限も付き、最初に必要な資金が多くなる可能性があります。

しかし、今回の規制で金融庁の発表の規制理由は「投資家を守るため」なのに、なぜ、業界全体で規制ではないのか?なぜ、店頭FX取引だけが規制対象で、お役所系の取引所だけが規制対象外なのか?

業界全体一律10倍規制でないと、投資家を守るための規制の説明になっていないと思いませんか?

政治の深い事情や、部分は知りませんが、個人の投資家を不安にさせている現状が今まさにあり、政治的闇が見え隠れしています。

もしもレバレッジ10倍に規制される事が決定してしまったら。

規制されたのちFX業者にも規制に対する動きはあると思いますが、するべき対策は。

25倍設定でポジションを持っている方は、規制前に損益を確定させ、決済しましょう。

ポジションを持ったまま規制が行使されてしまうと、その時点で強制決済されてしまいます、損益がマイナスの状態でも決済され、強制ロスカットと同じ事態になってしまいます、そうならないために、事前に自分の納得いくところで損益を確定しておきましょう。

資金に余裕がない方は、現在の通貨単位を落としてトレードしましょう。

レバレッジが10倍までしか掛けられないということは、必要証拠金が現在よりも倍以上必要になるということです、そして、本来買えていたはずの、通貨が買えなくなる事もあります。

25倍なら、4万円×25倍で1万通貨買えていました。

10倍だと、4万円×10倍で40万円しかないので1万通貨は買うことはできません(1米ドル100円の場合)。

ですが、1000通貨単位でならトレードを行うことが出来るので、無理に25倍のまま、本来資金にする予定が無いお金を入金したり、ギリギリの証拠金維持率でやっていると、かならず失敗してしまうので、資金に余裕がない場合、トレードを行う際には、通貨単位を下げましょう。

2.海外の最大レバレッジはいくらか?

先ほど少し話した、海外口座のレバレッジについてですが、国内に比べてかなり高いです。

500倍や1000倍などあり、最大で3000倍まで確認しています。

レバレッジ比較

海外のFX会社の魅力はやはり高いレバレッジですが、レバレッジが高ければ高いほど大きな取引になり、リターンも大きいが、リスクも大きくなります。

当サイトでは、言語の違いや対応サービス、制度の違いから海外口座は、推奨していません。

では推奨しない理由や事例を紹介していきます。

信託保全制度、分別管理

信託保全制度とは

投資資金を信託銀行に託す事で、FX会社に万が一倒産などがあっても、倒産した会社が資金を管理していないので、信託銀行かを通じて預けていた資金を保障されるという仕組みです。これは、日本の業者では、すべて義務付けられ、投資家を守るために法律で定められています。

分別管理とは

トレーダーの投資資金をそのFX業者が、経営資金と投資資金を自分達で別々の口座で管理する事。

もし倒産した場合、保証は無いと言えます。

日本では信託保全制度は法律で義務付けられていますが、海外では業者ごとに自主制です。

なので、もし海外の口座を使う場合は、信託保全制度完備なのか、分別管理なのかを確認をしましょう。

ある事例で、ある海外口座でトレードを行っていた方が、出金の際にオペレーターから正当な理由もなく「今、出金は出来ないから出来るようになったらメールで知らせる」と言われたが、いつまでたってもメールが来ないので、電話をするとまた同じ回答が返ってくる始末で、結局出金出来たのが2か月後になってしまった方がいます。

日本ではありえない事だと思いますね、しかしこういった海外でのトラブルは、まだいい方で、そのまま口座を凍結されてしまい、そのままサヨナラ。なんて事例も国民生活センターに問い合わせがあったそうです。

日本に居る自分のお金を遠く離れた海外に預ける、もしもあなたの作った海外の口座が、悪徳な業者で、口座凍結された時にはもう遅いのかもしれません。

以上の事から、海外口座は当サイトでは、推奨出来ません。

3.レバレッジを25倍までにしておくべき理由

海外などのレバレッジを紹介しましたが、やはりレバレッジは25倍までにまでにしておきましょう。

レバレッジ25倍以上で取引をするということは、必ず海外の口座を使う事になります、何度も言うようにレバレッジが高ければ高いほど通貨単位を増やせられるので、損失を出した時に額は跳ね上がります。

pip数

1ドル100円の場合

海外口座のため、入金はクレジットカードで簡単にできますが、出金となると、出金依頼をしてから2~5日もかかってしまいます。(先ほど紹介したトラブルの事例もあります)

そして手数料が2000円~3000円ほどの金額が出金の際にかかってしまうので、かなりの出費になってしまいます。

海外の口座を使っていて、もし分からないことがあっても、日本語が通じないことや、現地のスタッフがカタコトの日本語で対応する事もあります。

日本時間と向こうの国の時間では差があるので電話が繋がらない時、非常に困ります。

日本の企業は海外に比べると、信託保全制度もそうですが、サービスの内容も対応も断然に上回っていることが分かります。

以上の事から、ハイリスク、出金時のもたつき、海外と国内のサービスの差を考慮したうえで

国内の安全なFX会社でレバレッジ25倍でトレードするべきです。

4.まとめ

レバレッジを最大にするということは25倍にするということです。しかし、25倍以上でやりたいと思っている方は、国内の口座では取引できないので海外口座を使って取引しなければなりません。

ですが、いきなり25倍から飛んで何百倍のレバレッジを使って大きな通貨単位を扱う事は不可能です。

しっかりとしたトレード技術、トレード経験を積んでいなければレバレッジ25倍でも資金はゼロになるのは必須です。

レバレッジを大きく掛けて、利益を出し続けられれば資産の増えるスピードは、かなり速いですが、25倍でも十分な取引が行えるはずです。レバレッジ1倍でもメリットもあるので詳しくはこちらの記事を見てみてください。関連記事:レバレッジ1倍とは?リスクを軽減させるトレードスタイルとそのメリットを徹底解説!