強い水平線を見つけるためにはプライスアクションを探そう

FX水平線の極め方-ステップ1

これから水平線の極め方シリーズとしてステップ1から順番に紹介していきます。

今回はまず最初のステップ1からです。

サポートとレジスタンが一番重要

マーケットの工程図

マーケットで一番最初に作れる項目は価格。

次に時間の経過と共に価格が変動してローソク足や出来高が作られます。

この価格はマーケットが形成されるにしたがってローソク足やレジスタンス(上値抵抗線)やサポート(下値抵抗線)を創出していきます。

また、人間がマーケットと一番深く関係をを持てるのは、価格です。

だから、マーケットで一番重要な項目は価格によって創出されたレジスタンス(上値抵抗線)やサポート(下値抵抗線)です。

インジケーターなどはローソク足の終値によって計算されて形成される物ですからマーケットとの関係性は価格ほど深くはありません。

ハッキリ言えば単なる副産物です。

だから、サポートとレジスタンスが一番重要です。

なぜ、サポート&レジスタンスが重要なのか?

結論から言えばマーケットの中で優先順位1位は間違いなく価格です。

なぜでしょうか?

数ある価格の中でも特定の価格に対して、マーケットメイカーや機関投資家、大口投資家が色々な思惑に基づいて大量の資金を投入します。

また、政治や経済的な背景から色んな要因を価格に織り込み価格変動を引き起こします。

価格の重要性の解説図このようにマーケットの中で人為的に一番深い関わり合いがあるのが価格であり、その価格の中でも特に大量資金や思惑が織り込まれると、その価格がサポートやレジスタンスとして機能し始めます。

そして、サポートやレジスタンス付近では買い方と売り方の激しい戦いが始まります。そして、結果的に一方では思惑が思い通りに動き、他方では思惑通りに動きません。

すると、思惑通りに動かなかった方は損失が増える為に一気に手仕舞いの動きをします。 ローソク足に詰まっていた資金が大きければ大きいほど一気に動きだします。

これが、サポートやレジスタンス付近で一気に価格が動く仕組みです。

だから、サポートとレジスタンスが一番重要であり、出来高は一つの目安になります。

しかし、FXの場合は銀行間取引で直接、出来高を見ることはできません。

しかし、代わりにプライスアクションによってマーケットメイカーや機関投資家、大口投資家達の思惑の強さを推し量ることができます。(プライスアクションの詳しい解説は別の記事で解説します。)

サポートとレジスタンスの強弱

サポートとレジスタンが一番重要とは言ってもそれぞれ強弱があります。ここでは、強い水平線の見つけ方について解説します。

強い水平線の見つけ方

トレードする上で一番強いサポートやレジスタンスを見つけることが勝機の高いポイントに繋がります。

時間足の大きいサポート&レジスタンスほど強いと判断します。

これはトレーダーにとっては、凄く重要なことですよね。

株式市場や先物市場などは出来高の多いサポートやレジスタンスを探すことによって強い水平線を見つけることができます。

しかし、FXは出来高を見ることが出来ないので強い水平線を探すことは難しいです。

でも、代わりの方法があります。

プライスアクションを探すことです。

強い水平線ほど大量資金が詰まっているので思惑同士の強く激しい戦いが繰り広げられます。 それは時間の経過と共にある証拠を残します。

それがプライスアクションです。

つまり、強い水平線ほどローソク足パターンやチャートパターン、ブレイクアウトなどの特徴的な動きを残します。

プライスアクションの具体例

具体例として2019年7月25日のECB政策金利発表時のチャート使って解説します。

eurusd-週足チャート上記のチャートはEURUSDの週足チャートです。

1.1106サポートは、2019年の最安値サポートだということが分かります。

ECB政策金利発表前の時点では年初来安値1.1106サポートにかなり近づいている状況でした。

eurusd-ecb政策金利発表直後のチャートECB政策金利発表直後は急落し、今にも1.1106サポートをブレイクしそうな勢いでした。

プライスアクション発生チしかし、一旦1.1106サポートをヒゲで抜けましたが、ここで機関投資家やマーケットメイカーの思惑が発動して15分足でコマ足包み線というプライスアクションが完成。

eurusd-上昇チャートその後は、コマ足包み線をきっかけとして機関投資家やマーケットメイカーの思惑通りに上昇の動きをみせました。

水平線+プライスアクション=最強トレード方法

上記のように水平線付近でプライスアクションが発生した場合はその現象を利用してトレードすることが出来ます。

実際のトレード映像です。

EURUSDでロングトレードで入った時のトレンドの状態は以下の通りでした。

日足    トレンドレス(横ばい)
4H足  トレンドレス(横ばい)
1H足  ダウントレンド
15分足 ダウントレンド

つまり、15分や1H足のトレンドがアップトレンドに変化するまで待たなくても、比較的早いタイミングでしかもサポートに近いという絶好の場所でトレード出来る方法が

水平線+プライスアクションのトレード方法です。

これは、最強のトレード方法です。

まとめ

この記事内容を簡単にまとめた動画がこちらです。