口座開設は、FXをするうえで、必要不可欠です。
FXを始めたいと思ったら、一つでも口座を作らないと取引をすることができません。
しかし口座開設は、FX初心者にとって第一関門といえるほど心配事が多いのではないでしょうか?
例えば・・・
- 口座を開設するのに条件はあるの?
- FX初心者にオススメのFX会社は?
- 口座開設時に必要なものは?
- 入金の仕方は?
- 手数料はかかるの?
などなど、気になることがたくさんあります。
この記事はそんな不安を取り除き、安心して口座開設できるようサポートしたいと思います。
口座を開設できる人の条件
仕事をしていない専業主婦で投資も初めてなんだけど、口座を開設できるかな?
と心配する人も多いと思います。
でも大丈夫です。
FXの口座開設は基本的には、収入が無くても国内に住んでおり、成人していて資産(貯金や配偶者の収入など)があれば口座を開設することができます。
しかし、貯金も収入も無い人は、口座開設時に会社側の審査で不合格になる可能性がありますので、自分が取引したい金額に余裕があるくらいの貯金を蓄えてから、FXを始めるようにしましょう。
資金を作るときの注意点
FX取引をするために、生活費から資金を捻出することは絶対にやめて下さい。
初心者の場合、負ける可能性も十分にあるため、生活費から捻出してしまうと、損失が出た場合、家族の生活に支障が出てしまいます。
必ず、お小遣い等の余剰資金を使うようにしましょう。
FX会社の選び方のポイント3つ
初心者の人は、できるだけ低コストで取引できる会社を選択するようにしましょう。
初めは取引に慣れていないために、勝てない可能性が非常に高いです。
初心者が低コストのFX会社を選ぶ最も重要なポイント3つ
- ポイント1.スプレッド(1回の取引でFX会社に支払う手数料)が狭い
- ポイント2.取引通貨単位1,000通貨以下
- ポイント3.スワップポイントを考慮する
【ポイント1】スプレッド(1回の取引でFX会社に支払う手数料)が狭い
FX初心者は、取引に慣れるまではリスクの少ない少額の取引から地道に始めることがオススメです。
取引に慣れていないうちから、資金を詰め込んで一か八かの取引をすることはギャンブルと一緒で、もし勝てたとしても、その取引の勝利には何の根拠もなく、それが長続きする可能性は極めて低いです。
少額から始めるためには、狭いスプレッド、及び少ない通貨量で取引できる会社を選ぶ必要があります。
スプレッドとは、売値と買値の差額のことで、取引1回ごとにFX会社に払う手数料のことです。
FX会社ごとのスプレッド幅が違い、その金額の差はわずかですが、取引を何回もすることで、差額がどんどん増えていくことになります。
そして、少ない通貨量から始めるということは、負けたときに損失も少なくて済みますが、勝った時の利益も少ないです。
そのため、スプレッドの狭い会社を選んでおかないと、もし勝てたとしても利益が少ない中からスプレッドが支払われるために、ますます利益が減ってしまいます。
もし負ければ、損失+スプレッドの支払いとなりますので、やはりスプレッドはできるだけ狭い会社を選ぶべきでしょう。
【ポイント2】取引通貨単位1,000通貨以下
取引通貨単位を1,000通貨以下にするということは、初心者にとって重要です。
1,000通貨以下にすれば、始める時の資金を少なくできます。
最低必要資金の計算式はこうなっています。
取引したい金額(相場×取引数量)÷ レバレッジ = 最低必要資金額
例えば、米ドル/円が100円のとき
1通貨取引・レバレッジ無し→ 必要資金100円
レバレッジ2倍→ 50円
レバレッジ3倍→ 33円
100通貨取引・レバレッジ無し→ 必要資金10,000円
レバレッジ2倍→ 5,000円
レバレッジ3倍→ 3,300円
1,000通貨取引・レバレッジ無し→ 必要資金100,000円
レバレッジ2倍→ 50,000円
レバレッジ3倍→ 33,000円
となります。
レバレッジとは、自分の資金が少ない場合に、最大25倍の資金の取引ができることを言いますが、負けたときも損失がその分増えてしまいます。
レバレッジを上げれば、資金も少なくてすみますが、初心者にとってはリスクが高いので、高レバレッジでの取引はオススメしません。
初心者がレバレッジを使うなら、なるべく2倍までにしましょう。
【ポイント3】スワップポイントを考慮する
私が初心者にオススメしているのは長期トレードです。
FX取引には4種類のトレードスタイルがあり、ポジション保有時間(新規注文から決済注文完了まで)によって分けられます。
- スキャルピング(数秒~数分)
- デイトレード(数時間~1日)
- スイングトレード(数日~数週間)
- 長期(数週間~数年)
長期トレードは1回のトレード期間が長いので、焦って取引する必要もなく、チャートを頻繁に見る必要もありません。
自分が納得するまで分析する時間があるので、初心者は長期トレードから始めるのがオススメです。そして、スプレッドの支払いも少なくて済みます。
さらに、長期トレードをするときはスワップポイントについても考慮する必要があります。
スワップポイントとは、ポジションを保有しながら日をまたぐごとに、その通貨ペアの金利差額を受け取れるものです。
必ず金利の高い通貨を買い、金利の安い通貨を売ることが前提です。
逆に高金利の通貨を売り、低金利の通貨を買ってしまうと、スワップの支払いになってしまいますので注意しましょう。
初心者にオススメの会社ベスト3
上記のポイントを踏まえた上で、初心者にオススメするFX会社ベスト3はこちらです。
初心者にオススメのFX会社1位
SBI FXトレード
初心者や資金の少ない人には、1通貨から取引ができるこの会社がオススメです。
レバレッジ2倍で取引をすれば、約50円から始められます。そして、スプレッドも業界最狭水準となっているため、初心者向けと言えるでしょう。
しかし、この会社には初心者が練習すべきデモトレードを扱っていないため、口座開設時に入金される500円を使って練習するか、他の会社のデモトレードで練習する必要があります。
デモトレードの申し込みは、どの会社も名前とメールアドレスの入力のみで簡単に出来ます。
初心者にオススメのFX会社2位
Money Partners(マネーパートナーズ)
この会社は、パートナーズFXとパートナーズFX nanoの2種類あり、
nanoは100通貨から取引可能です。
100通貨なら1ドル100円のとき、レバレッジ2倍で5千円あれば取引できます。
パソコンだけでなく、スマートフォンで取引する場合の操作性、機能性に優れています。
初心者のサポート体制も充実しているので、安心して取引が行えます。
そして、2019年顧客満足度1位に輝きました。
初心者にオススメのFX会社3位
ヒロセ通商
この会社は、スプレッドも狭く、1,000通貨から取引可能です。
通貨ペアの取り扱いが50種類と非常に多いことや、豊富なキャンペーンもあり、人気があります。
取引ツールも充実しているので、初心者でも安心して取引できます。
初心者は連続して勝つことが難しいため、まずは少ない金額からの取引がオススメですが、
利益も少なくなってしまうため、慣れて勝てるようになったら少しずつ資金額を増やしていきましょう。
口座開設までの流れ
口座を開設するには、まずインターネットができる環境が必要になります。
FXもインターネットを通じて取引することになるので、もしインターネットの環境が 整っていない場合は、この機会にぜひ、インターネットを通してみてはいかがでしょうか?
どの会社の口座開設にもマイナンバーや身分証明書の両方が必要となりますので、あらかじめ準備をしておきましょう。
身分証明書というのは、以下のものです。
- ①運転免許証
- ②パスポート
- ③健康保険証
- ④住民基本台帳カード
- ⑤住民票の写し
- ⑥印鑑登録証明書
顔写真がついているものは1点、顔写真がついていないものは2点必要になります。
口座開設をする5つのステップ
ステップ1 ホームページで口座を開設したい会社にアクセス
下の申し込みフォームはSBI FXトレードのものです。
ステップ2 口座開設の申し込みフォームに必要事項を記入
口座開設フォームに必要事項を記入しましょう。
ステップ3 マイナンバーや身分証明書の画像を提出
画像を添付し送信する。もしくは、画像をコピーして郵送でも大丈夫です。
ステップ4 FX会社による審査が行われる
審査が通るのを待ちます。
ステップ5 審査に合格すれば、FX会社からログイン情報が送られてくる
無事に審査が通れば口座開設完了となります。
全体で1週間ほどかかります。
もし不合格になった場合
不合格になった場合は、個人情報に何らかの原因があります。
例えば
- 入力した個人情報と身分証明書の情報が合致しない
- 資産が極端に少ない
- 資産以上の取引をしようとしている
FX口座開設における審査の合否の理由は非公開となっているため、はっきりとした理由は分かりません。
しかし、もし不合格になってしまった場合は、自分の資産を守るためにも、上記3つを改善してから再度口座開設してみましょう。
口座開設から入金までの流れ
口座開設完了後、入金すればすぐに取引できます。
入金方法はFX会社によって異なります。
ほとんどのFX会社は、銀行振込などの通常入金かパソコン等の取引画面からの操作でのクイック入金(ダイレクト入金)の2種類の入金方法があります。
銀行振込の特徴
- 現在利用している銀行口座からFX口座に振り込み可能
- 振込手数料は自己負担
- 振込をしてからFX口座に反映されるのに時間がかかる
クイック入金の特徴
- 銀行へ行く必要がない
- 1,000円以上入金すれば手数料無料
- 24時間受付
- 入金すればすぐに取引口座に反映される
- インターネットバンキングへの登録が必要
- FX業者と提携している銀行のみの口座からしか振り込めない
口座情報は、口座開設時にFX会社から送られてくるログイン情報と一緒に掲載されています。
ほとんどの会社は、口座への入金額に指定はありません。(FX会社によって最低入金額が決められている場合もあるので、口座を開設する前に確認するようにしてください)
取引したい金額より少し多めに入れておくと、余裕をもって取引が行えます。
まとめ
FX初心者にとって、口座開設することに不安がたくさんあると思います。
FX取引をするためには口座開設が必須項目であり、第一の難関といえます。
口座開設自体には手数料はかかりませんが、取引においては会社によって手数料など、かかる金額が変わってきます。
あなたの大事な資金を守るためにも、口座選びから慎重に行いましょう。
初心者は、最初のうちは1通貨から取引可能なSBI FXトレード口座がオススメですよ。