FX初心者が知っておくべき、あるある失敗パターン5選!

FX初心者が知っておくべき、あるある失敗パターン5選!

こんにちは、FXBです。

FXには初心者の方が陥りやすい、典型的な失敗パターンというものがあります。恐ろしいことに、FX初心者の7割以上の方が、初心者にありがちな失敗パターンにハマって失敗してしまいます。

失敗する理由は大きく分けると5つあります。この記事では失敗する5つの理由と、その失敗を回避する方法を、全て丁寧に解説していきます。

FXは稼ぐことが目的です。しかし、稼ぐためには大きな損をしないことが必須条件になります。大きな損を出さずに利益を積み上げていくことで、あなたもFXで順調に稼いでいけるようになります。

とにかく、FXで稼いでいくには大きな損をしないことが大切です。典型的な失敗パターンを知っていれば、大きな損を避けられる可能性はとても高いです。

ぜひ、この記事で失敗パターンを学び、大きな損を回避してください。

はじめに:FXの失敗とは?

FXの失敗とは、一回一回のトレード(FXで売買をすること)で小さな損をすることではなく、トータルで大きな損を出してしまうことです。

FXにおいて、一回のトレードで多少の損を出すことは失敗とは呼びません。FXで常に勝ち続けるのはとても難しいです。ですので、負ける時は小さく負け、勝てる時に大きく勝つことが大事になってきます。

たとえば、10回負けて1,000円損したとしても、一回10,000円勝てば、トータルでは勝っていますよね。

できるだけ損を小さくしつつ、利益を大きく伸ばすことが、FXで勝つ大前提です。その真逆をいってしまうのが、初心者が負ける典型パターンになります。

これから解説していくFX初心者によくある失敗例の数々では、小さく勝ち、大きく負けてしまいます。つまり、トータルで大きく損をしてしまいがちです。

本当に多くの方が似たようなパターンによって、大切なお金を失ってしまっています。あなたもぜひ、自分には当てはまっていないかチェックしてみてください。

FX5つの失敗パターン

FXでは小さく負けて、大きく勝つのが大切だと解説してきました。そして、FX初心者の方ほど、真逆の小さく勝って、大きく負けてしまうものです。

これから紹介する失敗パターンはある意味では「FX初心者あるある」です。ですが、失敗パターンを先に知っておけば、大きな損出す「FX初心者あるある」を回避できる可能性はグッとあがります。

失敗パターンは大きく分けると5つに分類することができます。そのよくある失敗パターンが次の5つです。

  • ビギナーズラック:偶然の勝利に舞い上がる
  • 損切失敗:負けを認められず、損が大きくなる
  • 雰囲気で取引:上がりそう~など、根拠のない取引
  • 情報不足:FXに関係するニュースなどをキャッチしていない
  • メンタル:不安になってしまい、利益を伸ばせない

この5つのパターンに陥ってしまう前に、対応策を身につけていきましょう。さっそく一つ一つ解説していきます。

ビギナーズラック:偶然の勝利に舞い上がる

ビギナーズラックで気持ちが高揚することは珍しくありません。ですので、ここまで儲けたら出金する。という金額を決めておくことが大事です。

FXは通貨の価格が今よりも上がっていくか、下がっていくかを予想する投資です。二択を当てればいいので、当たる確率は50%あります。

なんとなく上がりそうだからという理由で「買い」をして、大きく勝つことがあります。そして、連続して予想が当たることもあります。

連続して予想が当たると、段々と掛け金が多くなっていきます。そしてある日、かなりの額を掛けたところで、大きく負けてしまうことがあります。

「そんな危なっかしいことするなんて、、、」

そのように思うかもしれませんが、ビギナーズラックで勝つとどうしても浮かれてしまうものです。ビギナーズラックで稼げると、次のような気持ちになっていきます。

  • 自分にはFXで勝つ才能があるかもしれない
  • なんでか自分の予想は外れることがない
  • FXってこんなに簡単にお金が稼げるのか!
  • このペースでお金が増え続ければ、お金に困らない人生も夢じゃない!

もしあなたが、パソコンやスマホをちょっと操作しただけで、5万円・10万円稼げたら、こんな気持ちになってしまうのも仕方がないと思いませんか?

ビギナーズラックで浮かれてしまうのを防ぐ方法

ビギナーズラック自体は悪い物ではありません。ですが、資金を全て失ってしまうことがあるので危険です。ですので、自分の資金をきちんと管理することを大切にしましょう。

稼げているならば、ビギナーズラックもいいものだと思います。ただし、自分の資金を全て使ってしまうのはいけません。

ある程度稼げたら出金する、使えるお金の限度を決めておくだけで、いつか大きく負けたとして、もう一度FXを始めるための資金が残ります。

FXは何度でも挑戦することができます。ですが、資金を全て使ってしまっていては、再起するまでに時間がかかってしまいます。

ビギナーズラックで浮かれてしまう前に、資金を引き出し、自分で管理する癖をつけましょう。

損切失敗:負けを認められず、損が大きくなる

FXで予想が外れてしまうと、含み損という状態になります。FXは通貨の価格が常に変動しているので、最初の予想を外しても、そのあとで価格が予想の方向に向かうことがあります。

例えば最初上がると予想した場合は次のような流れになります。

  • 現在の通貨の価格:1ドルが100円
  • 予想:通貨の価格は上がる
  • 10分後:1ドルが90円
  • 結果:通貨の価格は下がって、含み損になった
  • 20分後:1ドルが110円
  • 結果:通貨の価格が上がって、利益になった

このように含み損の状態だと、まだ損なのかどうかが確定していない状態になります。ですので、時間が経てば損でなくなる可能性があります。

ですが、逆にどんどんと損が大きくなってしまうこともあります。そうならないためには、「損切」という、あえて損をする必要があります。

この予想が外れ、負けを認める損切が出来ないと、損がとても大きくなってしまう可能性があります。

損切が出来ず、損が大きくなるのを防ぐ方法

損切が出来ない理由は、最初に「いくらまで含み損をしたら損切をする」ということを決めておかないからです。

トレードを行う前に、含み損がいくらになったら絶対に損切をするということを決めましょう。そして、決めた事を徹底することが大事です。

損をするのは誰でも嫌なので、どうしても次のような気持ちになってしまうことがあります。

  • 「もしかしたらこの後、価格が予想の方に動くかも。。。」
  • 「自分が損切したあとすぐに、最初の予想通りになったら嫌だな。。。」
  • 「もうちょっと損切を待ってみようかな。。。」

このような気持ちこそが、損を大きく膨らませる心の罠です。

損切をしたあとで、価格が予想の方へ向かい、悔しい思いをすることがあるかもしれません。ですが、損切をせずに一気に損が大きくなる可能性を考えてみましょう。

FXを続けていくには、あえて我慢できる小さな損を選ぶことで、我慢できないほどの大きな損を回避することが大事です。

雰囲気で取引:「上がりそう」など、根拠のない取引

雰囲気や、なんとなくという理由でトレードを行うことはとても危険です。よほどの天性の才能がない限りは、確実に負けます。そしてFXからも退場(資金がなくなること)するはめになります。

FXではトレードを行う際に根拠を持つことが大切です。根拠があれば、結果を検証していくことができます。

検証をしていくことで、徐々に勝率や利益を向上させることができます。今稼いでいるFXのプロほど、地道に検証を積み重ね、自分なりの勝率の高い根拠を持っています。

雰囲気で取引してしまうのを防ぐ方法

FXのトレードを行うために必要な根拠は主に2種類があります。一つはファンダメンタルと呼ばれる通貨が変動するようなニュースや、世界情勢を見るものです。

もう一つはテクニカルと呼ばれる、FXのチャート画面(過去の価格の変動が分かる画面)
を分析するものです。

もちろん、どちらもFXのトレードで勝つための有力な根拠になります。ですが、初心者にはテクニカルがおすすめです。

FXのチャート

これがチャート画面です。テクニカルはチャートを分析して、予想を立てる手法です。これをテクニカル分析と言います。

テクニカル分析とは、過去の値動きから、未来を予想することです。さまざまな手法がありますが、まずは一つか二つを覚えて、徹底することが大事です。

テクニカル分析については「FXのテクニカル分析をFX初心者ほど使った方がいい理由とは?」にて詳しく解説しました。初心者の方にも分かりやすいテクニカル分析の手法なので、ぜひ活用してください。

情報不足:FXに関係するニュースなどをキャッチしていない

FXには大きく通貨の価格が変わる可能性のあるニュースや情報があります。ニュースを知らなかっただけで、大きく損をしてしまうことがあるということです。

通貨の価格が急変するニュースとは、主に次のようなものです。

  • 世界情勢に関するニュース
  • アメリカの経済に関するニュース
  • テロや大規模な自然災害(台風や地震、津波など)に関するニュース

これからのニュースによって、通貨の価格が大きく乱高下することがあります。

アメリカの経済に関するニュースは、FXをしていく上で欠かせない情報になります。アメリカはあなたもご存知の通り、世界でもトップの経済大国です。

ですので、アメリカで経済に関するニュースが発表されると、他の国の通貨にも大きな影響が出てきます。

多くのFXトレーダーは、アメリカの経済状況などのニュースや情報を入手してからトレードを行います。もし、あなた以外はニュースを知っていて、あなただけが知らずに損をしたら、とても悔しいですよね。

だからこそ、損を回避するためには、FXに関係したニュースや情報を手に入れておく必要があるのです。

ニュースを知らずに損をすることを防ぐ方法

世界情勢に関するニュースは細かく調べ始めるとキリがありません。なので、戦争が起きているだとか、大統領や総理が変わったことなど、新聞に載っていることは知っておきましょう。

繰り返しになりますが、アメリカの経済に関係しているニュースは、FXで稼いでいくにはぜったいに知っておくべき情報になります。

「アメリカの経済指標の発表」というニュースは通貨の価格が大きく動くことが多く、特に注意が必要です。経済指標とは、今の経済がどうなっているかを数値で表したものです。

FXに関係した経済指標については、「経済指標カレンダー 予想&速報」などで詳しく見ることができます。

まずは、経済指標カレンダーの中で、重要度の★マークが多いタイミングを避けておくのが無難です。中でも★マークが5個ついている場合は、価格が乱高下する可能性が高いです。大きな損を避ける場合は、トレードをやめておきましょう。

このように、ニュースや情報の存在を知っているだけで、回避できる大きな損もあります。実際に、経済指標のニュースを知らずに大きく損をしてしまう人もいます。

ぜひ、ニュースの存在を知っていれば回避できる損があることを忘れないでください。

メンタル:不安になってしまい、利益を伸ばせない

お金の管理が上手にできていないと、少し損をしただけで不安になってしまうことがあります。そして、利益を伸ばすことができず、利益が小さなうちに決済(利益や損を確定して、トレードを終わらせること)してしまいます。

また、利益を伸ばせるようになってきても、背伸びした金額でのトレードは危険です。もし、あなたがもうFXを始めている場合は、特に注意してください。

FXはパソコンやスマホで行うために、現実のお金を使っているという感覚が薄くなりがちです。知らず知らずのうちに、トレードする金額が徐々に増えてしまうことも、決して珍しいことではありません。

FXをしていて、不安になってしまうことを防ぐ方法

FXに使うお金は必ず余剰資金にしましょう。余剰資金とは、生活費や必要な貯金などを除いた、自由に使っても大丈夫なお金のことです。

生活費を削ってFXをしてしまうと、FXに対して平常心を保てなくなってしまいます。少しの損が出てしまったら落ち込むでしょうし、利益が出たらすぐ確保したくなってしまうものです。

余剰資金でFXをすることのメリットは、心に余裕を持てるという点です。FXを初めて間もない間は、損や利益に一喜一憂するのは当然です。ですが、余剰資金であれば、負けても悔しい気持ちだけで済みます。

負けて悔しいという気持ちは、もっとFXについて勉強するためのモチベーションになったりするものです。生活費を使って負けてしまっていたら、落ち着いて勉強しようとは思えないでしょう。

FX初心者には絶対知っておいてほしいFXのルールの考え方

FXでは誰がやっても同じように絶対勝てる方法はありません。勝っているトレーダーは、全員自分だけのFXのトレードに対するルールを作っています。

トレードルールとは次のようなものです。

  • どんな状況ならトレードを行うか
  • どの手法を使うか
  • いくら利益を出すか
  • 損はいくらまで大丈夫か
  • ニュースなどを参考にするのか、しないのか

実際はもっと細かく、人によってはジンクスのようなものもあります。ただ、全ての人に共通して言えることは、トレードルールは数多くの失敗から生まれるということです。

最初から優秀なトレードルールを持っていたり、知っている人は少ないです。みんな、失敗を繰り返し検証して、自分にあったトレードルールを産み出しています。

トレードルールを持つことで、FXではやってはいけない、感情や気分によるトレードを防ぐことができます。

感情や気分でトレードを行ってしまうと、損を出したらムキになって取り返したくなるものです。そして、さらに損を作り出してしまう結果になります。

分かりやすいトレードルールを作ることで、多少損をしてしまっても気分が落ち込むことは少なりますし、FXに熱くなりすぎてしまうことも防げます。

トレードルールを作る方法

人によって使えるお金はバラバラですので、使えるお金の割合でルールを作っていきます。そうしておけば、利益が増え、使えるお金が増えてもトレードルールを変えなくて済みます。

トレードルールにはいくつか作り方があります。一つは、何もない状態から実際にトレードをしてみること。もう一つはたたき台を用意して、修正していくことです。

何もない状態からトレードルールを作る

何もない状態からトレードルールを作る場合は、デモトレード(実際のお金を使わずトレードを体感できる)で繰り返すのがオススメです。

デモトレードであれば、いくら負けたところで現実のお金は一切減りません。さまざまなチャレンジを行えるので、ぜひデモトレードに挑んでみてください。

トレードルールのたたき台を用意

ざっくりとしたトレードルールのたたき台を用意してみました。少し内容が難しいかもしれませんが、宜しければご活用ください。

  • トレードルール1.損切は元手(使えるお金)の5%
  • トレードルール2.トレンドのないときはトレードしない
  • トレードルール3.利益はできるだけ大きく取る

トレード中に予想とは逆に価格が向かってしまった場合、損とはまだ決まっていない、含み損状態になります。その含み損が元手の5%になってしまったら、一度損を確定(損切)して、仕切り直しましょう。

FXにはトレンドというものがあります。簡単にいうと、通貨の価格が上昇する流れか、下落する流れかというものです。

この、トレンドがない状態ではトレードしないことがオススメです。通貨の価格が上昇する流れだから「買い」下落する流れだから「売り」のように、分かりやすいトレードを心掛けましょう。

トレンドについては「トレンドの記事FXのトレンドは3種類!見分け方と買い時を徹底解説!」で詳しく解説しています。

最初は利益を大きく取る練習をしましょう。どうしても、FX初心者のうちは小さな利益で満足してしまいがちです。小さな利益を積み重ねているうちに、大きな損でお金を失うことがよくあります。

まずはトレードルールを徹底してみてくださいね。

まとめ

FXでは初心者の方が、右も左も分からないままお金を失ってしまうことがあります。この記事では、そのような事態を未然に防ぐことを目的にしてきました。

投資の世界では、生き残ることが大切とされています。損をしすぎて、投資の世界にいられなくなってしまうことが最も残念な結果だからです。

まずは、損を防ぐことが大切です。損を防ぐことができていればこそ、利益を追求することができます。この記事でお伝えした、初心者の典型失敗パターンを忘れないでください。

  • 偶然の勝利に舞い上がってしまうビギナーズラック
  • 負けを認められず、損が大きくなる損切失敗
  • 上がりそう~など、根拠のない雰囲気で取引
  • FXに関係するニュースなどをキャッチしていない情報不足
  • 不安になってしまい、利益を伸ばせないお金のゆとり

あとはトレードに対してのルールを適切に守りましょう。トレードルールを守り、常に改良し続けていくことで、あなたもFXで稼ぎ続けることができます。