レジサポ転換を利用して勝率の高いトレードをはじめる方法

レジサポ転換を利用して勝率の高いトレードをはじめる方法

こんにちは、FXBです。

FXをしていて「もっと分かりやすいエントリーの根拠が欲しいなぁ」と思うことはありませんか?

もし、そのようなことでお悩みなら、レジサポ転換を意識してみることをおすすめします。

レジサポ転換は優秀なエントリー根拠の一つです。

この記事ではレジサポ転換を使ったFXを習得できるように、以下の4点を解説していきます。

  1. そもそもレジサポとは何か
  2. レジサポラインを簡単に引くコツ
  3. レジサポ転換が強い根拠である理由
  4. レジサポラインが生まれる背景

あなたが今までレジサポ転換を利用したエントリーをしていなければ、この記事を読むことでエントリーのチャンスを広げることができます。

今まで見逃していたチャンスを手に入れることで、自分に合った稼ぎやすいエントリー方法を見つける手助けになるでしょう。

おさらい:レジサポとは?

レジサポとはレジスタンスライン(上値抵抗線)とサポートライン(下値支持線)を合わせた呼び方です。

通貨の価格が一定の価格よりも、上昇することに抵抗するのがレジスタンスライン。

通貨の価格が一定の価格よりも、下降しないと支持されているのがサポートラインです。

レジサポラインとは

どちらのラインも特定の誰かが作るものではなく、FXに参加しているすべてのトレーダーによって自然と作られていきます。

レジサポ転換を説明するために、レジサポラインはどのように作られていくのか、少し解説します。

■レジサポラインはなぜ出来上がる?

たとえば1ドルが101円のときに「1ドルは100円になったら買い時だ」と考える人が多ければ、1ドルは100円になるたびに買われていきます。

その場合は「1ドルを99円で買いたい」と思っても、1ドルは100円になると全て売れてしまうので買うことはできません。

なので、1ドルを買いたければ、100円で買うしかないということになります。

つまり、1ドル=100円がサポートラインになっているということです。

サポートラインとは

1ドルが100円になるたびに買われていくので、1ドルの価値は上昇するか、横ばいにしか動きません。

このようにして、一定価格以上・以下にならない状態が続くことで、レジスタンスラインは出来上がっていきます。

サポートラインの場合は逆に「1ドルが100円になったら売り時だ」と考える人が多ければ、1ドル=100円がレジスタンスラインになります。

レジスタンスラインとは

つぎは実際のチャート画面を見ながら、レジサポラインを引いていきます。

 

簡単なレジサポラインの引き方

FXのチャート画面上で山や谷が出来上がっている場所を探して水平線を引いてみるのが、もっとも簡単なラインの引き方です。

水平線を引いてみる

チャート上の山の頂点を水平線でつなげることで、レジスタンスラインを見つけることができます。

逆に、チャート上の谷が深くなっている個所を水平線でつなげば、サポートラインを見つけられます。

レジサポラインを見つけるときには、できるだけ多くの山や谷の頂点と接している水平線を探すようにしましょう。

何度も頂点と接しているということは、それだけ有効に機能するレジサポラインであることを表します。

しかし山の頂点が、ぴったりと真横に並ぶことは多くありません。

ですので、レジサポラインはどちらも「大体ここらへんで価格の上昇・下落が止まるゾーン」としてとらえるのがおすすめです。

ゾーンとしてとらえる

 

■もっと厳密に引く場合

ロウソク足のヒゲ、もしくは実体と呼ばれる部分の、どちらかのみをライン上に合わせる方法があります。

ロウソク足とは、チャート上に表示されているロウソクのように見える値動きを表したものです。

このロウソク足には、実体と呼ばれる部分とヒゲと呼ばれる部分があります。

ヒゲと実体

ヒゲは一定期間内につけた高値か安値を示します。

実体は一定期間が開始したときの値段と、終了したときの値段を示しています。

ラインを引く際に、ヒゲのみ、もしくは実体のみでラインを引くことで、つぎのような効果を得ることができます。

・ヒゲのみの場合

一時的な値上がり・値下がりを含めることで、もう一度その価格まで値動きする可能性があるというラインが引ける。

 

・実体のみの場合

一時的な値上がり・値下がりを含めないことで、行き過ぎた価格を考慮しないラインが引ける。

どちらが正解ということはありませんが、いつもヒゲに合わせる・いつも実体に合わせることで一貫性を持たせることができます。

一貫性があればあるほど、トレードが終わったあとで何が良かったのか、悪かったのかを分析するときに役立ちます。

 

レジサポラインを突き抜けるのがレジサポ転換

レジサポラインを突き抜けて価格が上昇・下落することを「ブレイク」や「ブレイクアウト」と言います。

レジサポラインは永遠に効果を持つものではありません。

経済状況の変化や、自然災害、テロなどで価格が大きく変動するタイミングで、いつかかならず突破されることになります。

レジサポラインがブレイクされたときに、いままでレジスタンスラインだったものがサポートラインへ変化することをレジサポ転換と呼びます。

ブレイクとレジサポ転換

逆にサポートラインだったものがレジスタンスラインになる場合もあります。

ブレイクとレジサポ転換

レジサポ転換は分かりやすいエントリー根拠

レジサポ転換でエントリーすることをおすすめする、二つの根拠があります。

FXでトレードにエントリーするときには、自分なりの勝てる可能性が高い根拠が必要になります。

さまざまなエントリー根拠がありますが、レジサポ転換は分かりやすい根拠の一つになっています。

なぜなら、

  • 多くのトレーダーが注目している
  • エントリータイミングが明確

という分かりやすい理由があるからです。

二つの根拠について、詳しく解説していきます。

 

根拠①|多くのトレーダーが注目している

レジサポが多くの人に知られているように、レジサポ転換も多くの人が常に注目している知識です。

レジサポラインを多くのトレーダーが注目していることで、たとえばレジスタンスラインに売りが集まっています。

そしてレジスタンスラインに価格がタッチすれば、実際に価格は下落していきます。

注目されることで注文が集まる

レジサポ転換が起こったときにも、レジサポ転換を注目しているトレーダーが多いために、現実に予想通りの値動きを形成していきます。

レジサポ転換も注目されている

レジサポは多くのブログ、本などでかならず登場する知識です。

FXを勉強していれば、かならずレジサポについて学ぶことになると言っても過言ではありません。

レジサポラインは日本のトレーダーだけではなく、海外のトレーダーやプロのトレーダーも意識しています。

なので、レジサポラインを利用するのと同様に、レジサポ転換も利用することができます。

 

根拠②|エントリータイミングが明確

レジサポ転換後のエントリータイミングは、突破されたレジサポラインに価格一度触れた後になります。

レジサポ転換後のエントリータイミング

たとえばレジスタンスラインであれば、突破されたあとはサポートラインへと転換します。

ですが、すぐにまたサポートラインが突破されてしまう可能性があります。

そのため、一度サポートラインに価格が戻り、サポートラインが強く機能しているかを確認する必要があります。

レジサポ転換後はかならずチェック

サポートラインが機能していることを確認できたらエントリーを行いましょう。

サポートラインがあることで、思ったように価格が伸びなくとも、大きな損失を出さずに仕切り直したりすることができます。

 

レジサポ転換が起こるのはトレーダー心理が原因

レジサポ転換が起こる原因は「レジサポラインが売り・買いの圧力に耐えられなくなった」からです。

シンプルに言うと、含み損を減らしたい(なくしたい)人と、利益を狙いたい人が重なることで、レジサポ転換は起こります。

レジサポライン上には、損切や新規の買い・売り注文が集まります。注文が一定の範囲内でおさまっていれば、レジサポラインは継続します。

しかし、売り・買いの注文がどちらかに偏ると、レジサポラインが転換します。

売り・買いが偏るとはどういうことか、解説していきます。

 

心理①|損をしたくない

たとえばレジスタンスラインが形成されている場合、レジスタンスライン付近で売り注文をした人がたくさん在しています。

売り注文をした人は予測が外れた場合に備えて、レジスタンスラインの少し上に損切注文を入れます。

その後、レジスタンスラインを抜けたときには一斉に損切が発動し、レジスタンスラインは大きく突破されてしまいます。

損切注文で価格が急騰

つまり「損をしたくない」という気持ちが、レジサポ転換を作り出す一つ目の心理です。

 

心理②|利益を狙いたい

レジサポ転換時にエントリーしていなかった場合、なるべく有利な価格かつ、勝率の高いエントリーをしたいという気持ちが働きます。

FXではチャートは一直線ではなく、Nの字を書きながら進んでいきます。

Nの字を書いて価格が上昇していくと予想した場合は、レジサポラインを抜けたあとすぐに注文を入れるのではなく、一度下がったライン付近で注文を入れておくことになります。

レジスタンスラインを抜けたケースでは、サポートラインへ転換しているので、ライン上に買い注文をいれておくことになります。

レジサポ転換時にエントリーをするときには、以下の3つのことを確認するようにしましょう。

  1. 何度も反発していた明確なラインである
  2. レジサポラインを抜けたことが確認できている
  3. レジサポ転換後、サポート(レジスタンス)にタッチして反発している

「利益をねらいたい」という気持ちも、レジサポ転換を強固なものにする一因です。

レジサポ転換は大衆心理によって生み出されています。

大衆心理を読み解くことで、なぜレジサポラインで反発が起こり、レジサポ転換がなされるのかを理解することができます。

 

まとめ

レジサポラインは一定の価格以上に上昇・下落しないようになる現象です。

一定の価格というのは、特定の誰かが決めるものではなく、FXに参加しているすべてのトレーダーの心理から決まってきます。

  • 利益を得たい
  • 損をしたくない

大きく分けると、この二つの心理からレジサポラインは形成されていきます。

レジサポラインを一番簡単に引く方法は、チャート上の山や谷になっている部分を水平線でつなぐだけです。

水平線上の山や谷の数が多ければ多いほど、多くの人に意識されているラインであると言えます。

レジサポラインは一定の価格以上に上昇・下落しないようになる現象ですが、上昇を食い止めているように見える水平線が、逆に下落を食い止めるようになることがあります。

レジスタンスライン(上値抵抗線)がサポートライン(下値支持線)へ転換することから、レジサポ転換と呼ばれる現象です。

同様に、サポートラインがレジスタンスラインへ転換することもあります。

レジサポ転換は多くのトレーダーにとって、有力なエントリーの根拠になっています。

理由としては、多くのトレーダーがレジサポ転換が利益につながりやすいと知っていること、エントリータイミングが分かりやすいことの2点があります。

レジサポラインを多くの人が知っていることで、価格の反発を狙ったトレードが行われ、実際に価格は反発へと向かい、利益を得ることができます。

同様に、レジサポ転換後の値動きを知っている人は、利益を狙ったトレードを行う方法を知っています。

多くの人が同じ手法でトレードを行うことで、相場は狙った通りに動いていきます。

また、レジサポ転換はエントリータイミングの計りやすさが優秀なところも、FX初心者におすすめの点になります。